特許
J-GLOBAL ID:200903042335154029

磁束密度が高く、鉄損が極めて低い方向性電磁鋼板の 製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 白木 大太郎 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-262789
公開番号(公開出願番号):特開平11-080835
出願日: 1997年09月10日
公開日(公表日): 1999年03月26日
要約:
【要約】【課題】 BNをインヒビターとして有し、磁束密度が高く、フォルスライト被膜の生成に優れ、鉄損が極めて低い方向性電磁鋼板の製造方法を提供する。【解決手段】 方向性電磁鋼板を製造するに際し、電磁鋼板用スラブにB:0.0010〜0.0060%、N:0.0050〜0.0100%、かつ、N-(14/10.8)×B≧0.0020%の関係を満足させるとともに、Vおよび/またはNb:0.01〜0.0100%を含有させ、脱炭焼鈍を水素湿潤雰囲気において800〜860°Cで行なう段階と窒素を20%以上含有する雰囲気において860〜1050°Cで行なう段階の両段階ににわたって行なう。
請求項(抜粋):
重量比で、C:0.03〜0.10%、Si:2.5〜4.5%、Mn:0.05〜1.5%、Sおよび/またはSe:合計0.010〜0.040%を含有し、かつ、Mn/(S+Se)≧2.5を満足する鋼スラブに対し、1350°C以上に加熱後熱延を行ない、必要に応じて熱延板焼鈍を施した後、1回あるいは中間焼鈍を挟んで2回以上の冷間圧延を施して最終板厚とし、1次再結晶を兼ねた脱炭焼鈍を施した後、MgOを主成分とする焼鈍分離剤を塗布して2次再結晶および純化処理する最終仕上焼鈍を行なう一連の工程からなる方向性電磁鋼板の製造方法において、前記鋼スラブには、B:0.0010〜0.0060%、N:0.0050〜0.0100%を含有させ、かつ、N-(14/10.8)×B≧0.0020%の関係を満足させるとともに、さらにVおよび/またはNbをそれぞれ0.001〜0.020%を含有させ、かつ、前記脱炭焼鈍は、湿潤水素雰囲気において800〜860°Cに保持した後、窒素を20%以上含有する雰囲気において860〜1050°Cに保持し、しかる後800〜500°Cの間を10°C/s以上の冷却速度で冷却するものとすることを特徴とする磁束密度が高く、鉄損が極めて低い方向性電磁鋼板の製造方法。
IPC (4件):
C21D 8/12 ,  C22C 38/00 303 ,  C22C 38/06 ,  H01F 1/16
FI (4件):
C21D 8/12 B ,  C22C 38/00 303 U ,  C22C 38/06 ,  H01F 1/16 B

前のページに戻る