特許
J-GLOBAL ID:200903042366307273

無機質塗膜の形成方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 重野 剛
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-047447
公開番号(公開出願番号):特開平9-239314
出願日: 1996年03月05日
公開日(公表日): 1997年09月16日
要約:
【要約】【課題】 水溶性アルカリ金属珪酸塩の水溶液を基材表面に塗着して乾燥後、脱アルカリ処理用溶液と接触させて、水洗、乾燥することにより、表面のクラック幅が小さい無機質塗膜を形成する。【解決手段】 脱アルカリ処理用溶液として、アンモニウム塩、リン酸塩又はシュウ酸塩水溶液を用い、pH3.5〜5.5の第1の処理用溶液と接触させた後、pH6〜8.5の第2の処理用溶液を接触させる。【効果】 pH3.5〜5.5の比較的低pHの第1の処理用溶液で処理した後、pH6〜8.5の比較的高pHの第2の処理用溶液で処理することにより、塗料中のアルカリ金属イオンの溶出を促進すると共に、クラック幅を小さくすることができる。耐汚染性を低下させるようなクラックの発生を抑えて、耐酸性の低い基材を用いた場合であっても強度の劣化を抑えて、短時間で良好な無機質塗膜を形成することができる。
請求項(抜粋):
水溶性アルカリ金属珪酸塩の水溶液を基材表面に塗着した後乾燥させ、次いで脱アルカリ処理用溶液と接触させた後、水洗し、その後乾燥させる工程を有した基材表面に無機質塗膜を形成する方法において、該脱アルカリ処理用溶液が、アンモニウム塩、リン酸塩及びシュウ酸塩の1種又は2種以上の水溶液であり、該脱アルカリ処理用溶液を接触させる工程は、pH3.5〜5.5の第1の処理用溶液を接触させる第1の接触工程と、次いでpH6〜8.5の第2の処理用溶液を接触させる第2の接触工程とを有することを特徴とする無機質塗膜の形成方法。
IPC (3件):
B05D 7/24 302 ,  B05D 1/38 ,  B05D 3/10
FI (5件):
B05D 7/24 302 B ,  B05D 1/38 ,  B05D 3/10 K ,  B05D 3/10 L ,  B05D 3/10 H
引用特許:
審査官引用 (8件)
  • 特開平3-018514
  • 特公平3-018514
  • 特開昭53-075242
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