特許
J-GLOBAL ID:200903042381448991
人工気道器具
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
原 謙三
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-514073
公開番号(公開出願番号):特表平10-510462
出願日: 1996年10月03日
公開日(公表日): 1998年10月13日
要約:
【要約】ガストロ-ラリンゲルマスク(10)は、上記マスク(13)の末端側半分において軟らかで弾性変形する構造を有し、上記マスク(13)は、ほぼ楕円形状に形成され、その周辺にて膨張し、上記マスク(13)を喉頭入口(17)の周囲にて保持してシールするカフ(18)を有する。バッククッション(25)は、咽頭の後側壁部と係合するために膨張することにより、上記の周辺カフシール(18)を喉頭入口(17)に押しつける。排出された胃内容物を外部に除去するための排出用チューブ(23)は、上記マスク(13)内に保持された排出用通路(23)と、上記の周辺カフシール(18)の末端の開口とからなっている。マスク(13)の膨張が、その膨張の期間において排出用チューブ(23)の軟らかで弾性変形する素材に対して圧力が印加されることによって、排出用チューブ(23)の発展性を危うくしないように、上記マスク(13)における柔軟な末端側半分内での排出用通路(23)の確保を保証、すなわち上記マスク(13)の末端部分での、軟らかく弾性変形する排出用チューブ(26)の末端側半分の潰れを回避することを保証するための格別な機構が設けられている。上記の格別な機構は、収縮した際の潰れた状態のマスク(13)に対し、患者の喉(15)内の衝突の回避、声門(16)との衝突の回避、食道(24)の括約筋の上部部分への係合位置へ移動における収縮したマスク(13)の安全で正確な進行による挿入を誘導するための柔軟な先端エッジを付与する。
請求項(抜粋):
喉頭入口に対して連続的にシールされた適合のための外側周辺部の形状を有し、ほぼ楕円形状の環状体となる、膨張するリングと、 比較的硬い弾性素材からなるドーム形状の背板部材と、 気道用チューブと、 胃内容物の排出用チューブとを含み、 上記リングは、基端側と末端側との間にて長手方向となるようになっており、 上記リングは、その基端側に膨張用のポートを有し、 上記リングは、比較的薄く軟らかく柔軟な弾性素材からなる成形体であり、 上記リングは、前記環状体の内側周辺部に、咽頭室側と、喉頭室側とを明確に分離し、開口を有するパネルを含み、 上記リングは、さらに、食道の入口に対し、有効に係合し、通路となるための末端が開口した管状の導入路を、リングの末端部側に有し、 上記管状の導入路は、その末端開口から延び、その基端部に向かう方向にて、前記の咽頭側の上に隣接し、かつ、前記排出用チューブと接続され、 前記ドーム形状の背板部材は、その周辺部において幾何学的面におけるほぼ楕円形状の脚部となり、前記環状体の内側周辺部にて前記パネルとシールされて係合された凸状部を有し、 上記の背板部材は、基端方向の軸上に、上記幾何学面に対して急角度にて形成され接続部を備え、 前記気道用チューブは、接続部に接続され、 上記の背板部材は、上記環状体の内側周辺部に対して安定性を付与し、かつ、前記管状の導入路のための特定の方向への安定性を付与する、患者の喉頭入口に対する気道を確保するための医療行為、および食道から胃内容物の排出物の除去の双方のためのラリンゲルマスク構造。
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