特許
J-GLOBAL ID:200903042412595777

有限要素法を用いた塑性解析方法、システムおよび有限要素法を用いた塑性解析プログラムを記録した記録媒体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-127262
公開番号(公開出願番号):特開平10-320432
出願日: 1997年05月16日
公開日(公表日): 1998年12月04日
要約:
【要約】【課題】 有限要素法を用いた構造物の塑性解析を、繰り返し計算や煩雑な計算をすることなく短時間で行えるようにする。【解決手段】 応力-歪み曲線から応力σと歪みεの相関データを取り込む(S5)。この相関データから、弾性変形領域での弾性率EAを算出する(S8)とともに、最大負荷Ffまでの塑性変形領域での弾性率EBを直線で近似し(S11)、さらに、各要素を、最大負荷Ffを与えたときに、塑性変形が始まる歪みεAを超える要素群Aとその他の要素群Bとに選別する(S9)。これらの結果を用いて、弾性変形領域および塑性変形領域についてそれぞれ有限要素法を用いて線形解析し(S14,S15)、両者の解析結果を足し合わせる(S16)。
請求項(抜粋):
構造物を複数の要素に分割したモデルを作成し、該モデルに対して有限要素法を用いて前記構造物に負荷が作用することにより発生する応力や歪みを求める塑性解析方法であって、解析対象となる構造物の材料の破断試験結果である応力-歪み曲線から、塑性変形が始まる応力および歪みを求めるステップと、求めたい最終負荷の条件で前記モデルに対して有限要素法を用いて線形解析を行い、最大歪み、該最大歪みとなる要素および最大応力を求めるとともに、前記モデルの各要素を、塑性変形が始まる歪みを超える第1の要素群と残りの第2の要素群とに分け、さらに、前記最大歪みとなる要素の歪みが前記塑性変形が始まる歪みになるときの弾性限負荷を求めるステップと、前記塑性変形が始まる応力および歪みから弾性変形領域での弾性率である第1の弾性率を求め、前記最大応力および最大歪みと前記塑性変形が始まる応力および歪みから塑性変形領域を直線で近似した第2の弾性率を求めるステップと、前記弾性変形領域について、前記弾性限負荷および前記第1の弾性率を条件として有限要素法を用いて線形解析するステップと、前記塑性変形領域について、負荷条件を前記最終負荷と前記弾性限負荷との差とし、かつ、弾性率条件を、前記第1の要素群については前記第2の弾性率、前記第2の要素群については前記第1の弾性率として、有限要素法を用いて線形解析するステップと、前記モデルの全ての要素について、前記弾性変形領域の線形解析結果と前記塑性変形領域の線形解析結果とを足し合わせるステップとを有する塑性解析方法。
IPC (2件):
G06F 17/50 ,  G01L 1/00
FI (2件):
G06F 15/60 612 H ,  G01L 1/00 Z

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