特許
J-GLOBAL ID:200903042427999246

車両の衝突試験用牽引ドーリ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 落合 健 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-289943
公開番号(公開出願番号):特開平9-133604
出願日: 1995年11月08日
公開日(公表日): 1997年05月20日
要約:
【要約】【課題】 牽引源により前部ロープ、牽引ドーリ及び後部ロープを介して試験車両を牽引走行させ、バリヤに衝突させる試験装置において、牽引中断時には、牽引ドーリに制動力を加えて試験車両を停止させ、該車両の無駄な破損を回避する。【解決手段】 レールR上を摺動する上部ブレーキパッド4を有する上部ドーリ本体2上にスライドベース10を前後動可能に重ね、レールRの下面に対向する下部ブレーキパッド5を有する下部ドーリ本体3に、上部ドーリ本体2及びスライドベース10上方へ突出して後部ロープRfが掛けられる支柱20を立設し、この支柱20にブレーキレバー22を軸支し、牽引中断により試験車両Vが後部ロープRrを介して牽引ドーリDを牽引するようになると、ブレーキレバー22が作動して前、後部ブレーキパッド4,5によりレールRを挟圧し、牽引ドーリDに制動力を加えるようにした。
請求項(抜粋):
試験路(T)に敷設されたレール(R)の上面を摺動し得る上部ブレーキパッド(4)を下面に付設した上部ドーリ本体(2)と、この上部ドーリ本体(2)上で所定の前進位置と後退位置との間を移動し得ると共に、試験路(T)上のストッパ壁(S)に前進を阻止されるスライドベース(10)と、上部ドーリ本体(2)及びスライドベース(10)間に設けられてスライドベース(10)を前記前進位置方向に付勢するセットスプリング(18)と、レール(R)の下面に対向する下部ブレーキパッド(5)を上面に付設した下部ドーリ本体(3)とを備え、上部ドーリ本体(2)及びスライドベース(10)間に、スライドベース(10)の前記前進位置では牽引源(W)に連なる前部ロープ(Rf)との係脱を不能にするが、前記後退位置では該ロープ(Rf)の係脱を自由にするロープ係脱手段(25)を設け、また下部ドーリ本体(3)には、スライドベース(10)の上方へ突出して試験車両(V)に連なる後部ロープ(Rr)が掛けられる支柱(20)を立設し、この支柱(20)の上端に枢支されたブレーキレバー(22)とスライドベース(10)との間に、スライドベース(10)の前記前進位置では、後部ロープ(Rr)によりブレーキレバー(22)が回動されたとき、その回動力を前、後部ブレーキパッド(4,5)にレール(R)への圧接力として伝達するが、前記後退位置ではブレーキレバー(22)の回動力を無効にして後部ロープの支柱からの離脱を許容するレバー回動力伝達手段(26)を設けたことを特徴とする、車両の衝突試験用牽引ドーリ。
IPC (2件):
G01M 7/08 ,  G01M 17/007
FI (2件):
G01M 7/00 H ,  G01M 17/00 Z

前のページに戻る