特許
J-GLOBAL ID:200903042454264916

Fe、Ru、又はOs錯体の存在下で(メタ)アクリル単量体及びビニル単量体を制御下ラジカル(共)重合する方法並びに該方法により得られる(共)重合体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 平木 祐輔 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-171581
公開番号(公開出願番号):特開平10-152513
出願日: 1997年06月27日
公開日(公表日): 1998年06月09日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 0°C程度の比較的低温においても、イオン重合や配位重合に対するのに同じような制御が行え、純ブロック又はランダム単独重合体及び共重合体の合成が可能なラジカル重合法の提供。【解決手段】 バルク中、溶液中、乳濁液中、又は懸濁液中で、少なくとも一つのラジカル発生剤化合物と、金属錯体:MAa(L)n〔式中、M=Fe、Ru、又はOs;A=ハロゲン又は擬ハロゲン;Lは配位子(キラル配位子であってもよい)を表し、PRR'R"、P(OR)(OR')(OR")、NRR'R"、ORR'、SRR'、SeRR'、AsRR'R"、SbRR'R"(但し、R、R'、及びR"はアルキル基又は芳香族基)から選ばれるが、これらの配位子のうちの少なくとも二つが一つ以上の二価基によって互いに連結されていてもよく;aは1から3;nは1から3までの整数〕から成る少なくとも一つの触媒とを含んでなる開始剤系の存在下で、活性化剤の不存在下で、一つの(メタ)アクリル単量体及び/又はビニル単量体を重合又は共重合する。
請求項(抜粋):
(メタ)アクリル単量体及び/又はビニル単量体を制御下でラジカル重合又は共重合する方法であって、0°C程度に低くてもよい温度において、バルク中、溶液中、乳濁液中、又は懸濁液中で、(1)少なくとも一つのラジカル発生剤化合物と、以下の式(I):MAa(L)n (I)〔式中、MはFe、Ru、又はOsを表し、Aはハロゲン又は擬ハロゲンを表し、Lは同じであっても異なっていてもよく、それぞれ配位子(キラル配位子であってもよい)を表し、該配位子は、PRR'R"、P(OR)(OR')(OR")、NRR'R"、ORR'、SRR'、SeRR'、AsRR'R"、SbRR'R"(但し、R、R'、及びR"は独立に、任意に置換されたC1〜C14アルキル基又は任意に置換された芳香族基を表す)から選ばれるが、これらの配位子のうちの少なくとも二つが一つ以上の二価基によって互いに連結していてもよく、aは1から3までの整数であり、nは1から3までの整数である〕で表される金属錯体から成る少なくとも一つの触媒とを含んでなる開始剤系の存在下で、(2)活性化剤の不存在下で、(3)スチレンを重合する場合には、塩化1-フェニルエチル/RuCl2-PPh3系及び塩化ベンジル/FeCl2-(EtO)3P系(但し、Ph=フェニル;Et=エチル)を除外するという条件を課して、少なくとも一つの該単量体を重合又は共重合することを特徴とする前記方法。
IPC (7件):
C08F 4/60 ,  C08F 12/04 ,  C08F 14/06 ,  C08F 18/08 ,  C08F 20/10 ,  C08F 20/44 ,  C08F293/00
FI (7件):
C08F 4/60 ,  C08F 12/04 ,  C08F 14/06 ,  C08F 18/08 ,  C08F 20/10 ,  C08F 20/44 ,  C08F293/00

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