特許
J-GLOBAL ID:200903042456559557
優先順位付けルール・ベース方式を採用した不整脈の診断及び治療のための方法及び装置
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
社本 一夫 (外4名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-529569
公開番号(公開出願番号):特表平11-503038
出願日: 1996年03月26日
公開日(公表日): 1999年03月23日
要約:
【要約】ヒトの心臓の不整脈を検出及び分類して適切な治療用出力を送出する植込形抗不整脈装置である。この装置は、優先順位付けした複数のルールから成るルール集合に基づいて不整脈の分類を行う方法を採用しており、それら複数のルールの各々は、検出される心臓組織の脱分極の特性に基づいた複数の判定基準を規定したものである。また、それら複数のルールの各々は、当該ルールを構成している複数の判定基準が満足されたときに該当状態になる。それらルールのうちには、それが該当状態になったならば、不整脈治療用出力の送出がトリガされるルールがある。また、それらルールのうちには、それが該当状態になったならば、不整脈治療用出力の送出が抑止されるルールもある。複数のルールが同時に該当状態にあるという事態も発生する。その場合には、該当状態にあるルールのうちで最も優先順位の高いルールが装置の動作を支配する。
請求項(抜粋):
心臓組織の脱分極を検出する脱分極検出手段と、 優先順位付けした複数のルールから成る優先順位付けルール集合を規定するルール集合規定手段であって、前記複数のルールの各々は、検出された心臓組織の脱分極の特性に基づいた1つまたは複数の判定基準を規定したものであり、前記複数のルールの各々は、当該ルールの判定基準が満足されたときに該当状態となるものであり、前記複数のルールは、それらのうちの2つ以上が同時に該当状態になることがあり得るように規定されている、前記ルール集合規定手段と、 前記検出された脱分極の特性を解析して前記複数のルールのうちのどのルールが該当状態にあるかを判定する解析手段と、 該当状態にある前記ルールのうちで最も優先順位の高いルールを判定する最高優先順位ルール判定手段と、 前記複数のルールのうちの少なくとも1つのルールが、該当状態にあるルールのうちで最も優先順位の高いルールであることに応答して、抗不整脈治療用出力を送出する手段と、 前記複数のルールのうちの少なくとも1つのルールが、該当状態にあるルールのうちで最も優先順位の高いルールであることに応答して、抗不整脈治療用出力の送出を抑止する手段と、を備えたことを特徴とする抗不整脈装置。
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