特許
J-GLOBAL ID:200903042476569818

管体の推進工法と推進装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 飯田 堅太郎 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-144616
公開番号(公開出願番号):特開平9-324596
出願日: 1996年06月06日
公開日(公表日): 1997年12月16日
要約:
【要約】【課題】 姿勢角検出器の基準方向を精度良くかつ簡単に計画軌道の向きに設定でき、管体を高精度で自動的に推進できる管体の推進工法の提供。【解決手段】 制御装置30は、初期直線部Hsでの推進当初、トータルステーション21から先導管1の後端に固定した反射器26までの距離と角度とをトータルステーション21に計測させ、この計測信号に基いて、先導管1を初期直線部Hsに沿わせるように、開口調整ジャッキ群4Aの作動を制御して、先導管1の向きを調整する。そして、制御装置30は、直線推進中において、姿勢角検出器2の基準方向Cを推進方向に一致させるように設定する。その後、制御装置30は、先導管1の移動距離に応じた計画軌道Hの座標データと姿勢角検出器2からの信号とに基いて、先導管1を計画軌道Hに沿わせるように、開口調整ジャッキ群4Aの作動を制御して、先導管1の向きを調整し、管体10を順次推進させる。
請求項(抜粋):
基準方向からの角度を検出可能な姿勢角検出器を配設して先頭に配置される先導管と、該先導管の後方に配置される複数の管体と、が、推進ジャッキを利用して、竪坑から推進されるとともに、制御装置が、直線部と曲線部とを有するとともに前記竪坑に接続される部位に初期直線部を配置させた計画軌道に、前記先導管を沿わせるように、前記先導管の移動距離に対応した前記計画軌道の座標データと前記姿勢角検出器からの信号とに基き、前記先導管と後続の管体との間に配置させた複数の開口調整ジャッキからなる開口調整ジャッキ群の作動を制御して、前記先導管の向きを調整し、前記複数の管体を前記計画軌道に沿って自動的に推進させる管体の推進工法であって、前記竪坑内に、発光部及び受光部を有した光学部と、該光学部を上下左右へ振り可能な回動手段と、該回動手段の作動を制御するとともに前記光学部からの信号を電気的に処理して距離と角度とを測定する制御部と、を備えたトータルステーションを、配置させ、前記先導管の後部に、前記トータルステーションの発光部から照射される光波を受光して、該光波の入射方向に前記光波を反射させる反射器を、固定させ、前記制御装置が、前記先導管の前記初期直線部での推進当初において、前記発光部から照射して前記反射器に反射させて前記受光部で受光した光波に基き、前記トータルステーションから前記反射器までの距離と角度とを前記トータルステーションに計測させ、該計測信号に基いて、前記先導管を前記初期直線部に沿わせるように、前記開口調整ジャッキ群の作動を制御して、前記先導管の向きを調整し、前記先導管の前記初期直線部での一定距離の直線推進後において、前記姿勢角検出器の基準方向を推進方向に一致させるように設定し、前記姿勢角検出器の基準方向の設定後において、前記先導管の移動距離に応じた前記計画軌道の座標データと前記姿勢角検出器からの信号とに基いて、前記先導管を前記計画軌道に沿わせるように、前記開口調整ジャッキ群の作動を制御して、前記先導管の向きを調整することを特徴とする管体の推進工法。

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