特許
J-GLOBAL ID:200903042486197501

衛星通信方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 正武
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-337342
公開番号(公開出願番号):特開平7-202779
出願日: 1993年12月28日
公開日(公表日): 1995年08月04日
要約:
【要約】【目的】 コスト上昇を小とし、高誤り率の回線でも、伝送路のスループットを低下させることなくデータ伝送の信頼性を効率よく十分に向上させて地球局の規模を小とすることができる衛星通信方式を提供する。【構成】 衛星回線制御局15は、複数の補助地球局Bが受信する受信信号の品質を表す受信信号品質データを常時収集している。ここで、送信地球局Aにおいてベースバンド信号のビット誤り率を測定する。この測定により所望のビット誤り率を得ることができなかった場合、衛星回線制御局15は受信地球局Aに対して、補助地球局Bを割り当てる。これにより、通信状態において、受信地球局Aは、必要に応じて、割り当てられた補助地球局Bから転送データを読み出す。こうして、受信データが補完される。
請求項(抜粋):
送信地球局と受信地球局とが通信衛星を介してディジタル通信を行う衛星通信方式において、該ディジタル通信を補助するための衛星回線制御局と、少なくとも一つの補助地球局とが存在し、前記衛星回線制御局は、前記各補助地球局の受信信号レベル、または雑音エネルギーに対する信号エネルギーの比、または復調したディジタル信号の誤り率等の受信信号品質データを収集する機能と、該受信信号品質データと該受信地球局に予め設定された誤り率とから判断して該受信地球局に対してディジタル信号の転送を行う補助地球局を選択して割り当てる機能を有し、該受信地球局では、通信衛星からのディジタル信号を受信して復調する手段と、ディジタル信号中の誤りの有無を確認する手段と、誤りが無いことを確認したディジタル信号を保存する記憶装置と、必要な場合には該衛星回線制御局に補助地球局の割り当てを要求する手段と、該ディジタル信号に誤りが有った場合に該当部分を該補助地球局に対して選択再送要求する手段と、該補助地球局から地上網を介して転送された該ディジタル信号の該当部分を受信し、先に受信して該記憶装置に蓄えた誤りを含まないディジタル信号との順序を正しく並べ直して取り出す手段とを有し、該補助地球局は通信衛星を介して該ディジタル信号を受信可能な位置に設置され、該ディジタル信号を受信して復調する手段と、ディジタル信号中の誤りの有無を確認する手段と、誤りが無いことを確認したディジタル信号を保存する記憶装置と該地球局からの要求に従いディジタル信号の該当部分を該記憶装置から取り出し、該受信地球局に地上回線にて送信する手段とを有することを特徴とした衛星通信方式。

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