特許
J-GLOBAL ID:200903042533793029

通信システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大菅 義之 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-226221
公開番号(公開出願番号):特開平6-077972
出願日: 1992年08月25日
公開日(公表日): 1994年03月18日
要約:
【要約】【目的】 ネットワークに接続された通信装置間でパケットなどのフレームを用いて通信を行う通信システムに関し、通信制御手順が単純でハードウエア化が容易なフレーム通信を実現することを目的とする。【構成】 送信元の通信装置101から送信されたフレームはネットワーク102に接続された他の通信装置101を巡回した後に再び送信元に返送される。ネットワークインタフェース手段103に接続された通信フレーム送信手段108、通信フレーム受信中継手段109、通信フレーム中継手段110、及び通信フレーム受信終端手段111は、通信状態情報管理手段105における通信状態情報の参照又は変更という単純な制御により通信フレームを処理する。通信データの通信データ記憶手段104への設定、通信データ記憶手段104と通信状態情報管理手段105との対応付け、又はフレームの再送処理等の比較的複雑な通信制御は、通信処理制御手段107が上述の各手段から独立して行う。
請求項(抜粋):
複数の通信装置(101)がネットワーク(102)によって接続され、送信元の通信装置(101)から送信されたフレームが前記ネットワーク(102)に接続された他の前記通信装置(101)を巡回した後に前記送信元の通信装置(101)に返送される形態のフレーム通信を行う通信システムにおいて、前記通信装置(101)内に設けられ、前記ネットワーク(102)から通信フレームに対応するデータ単位を受信しそれに対応する通信フレームを出力すると共に前記通信フレームを入力しそれに対応するデータ単位を前記ネットワーク(102)に送信するネットワークインタフェース手段(103)と、前記通信装置(101)内に設けられ、通信データを記憶する通信データ記憶手段(104)と、前記通信装置(101)内に設けられ、前記通信データ記憶手段(104)における通信処理に関与する通信データ記憶アドレスと現在の通信状態とからなる通信状態情報を管理する通信状態情報管理手段(105)と、前記通信装置(101)内に設けられ、フレーム処理指示及びフレーム処理結果を一時保持するフレーム処理情報中継手段(106)と、前記通信装置(101)内に設けられ、通信処理開始時に、必要な場合には前記通信データ記憶手段(104)に前記通信データを設定し、必要な場合には前記通信状態情報管理手段(105)に前記通信状態情報を設定し、前記フレーム処理情報中継手段(106)にフレーム処理指示を出力し、通信処理時に、前記フレーム処理情報中継手段(106)から前記フレーム処理結果を取り込み、必要な場合には前記通信状態情報管理手段(105)が管理する前記通信状態情報又は前記通信データ記憶手段(104)に記憶されている前記通信データに対して前記取り込んだフレーム処理結果に対応する処理を実行し、必要な場合には前記フレーム処理情報中継手段(106)に新たなフレーム処理指示を出力する通信処理制御手段(107)と、前記通信装置(101)内に設けられ、前記フレーム処理情報中継手段(106)から前記フレーム処理指示を取り込み、該フレーム処理指示に従って、必要な場合には前記通信状態情報管理手段(105)が管理する前記通信状態情報を参照して前記通信データ記憶手段(104)から前記通信データを読み出すことにより、通信フレームを構築し、該通信フレームを前記ネットワークインタフェース手段(103)に出力する通信フレーム送信手段(108)と、前記通信装置(101)内に設けられ、前記ネットワークインタフェース手段(103)から前記通信フレームを取り込み、該取り込んだ通信フレームに格納されている情報と前記通信状態情報管理手段(105)が管理する前記通信状態情報に基づいて、前記取り込んだ通信フレームが自装置宛のものであると判別した場合には、必要な場合には前記取り込んだ通信フレームに格納されている前記通信データを前記通信データ記憶手段(104)に書き込み、必要な場合には前記通信状態情報管理手段(105)が管理する前記通信状態情報を変更し、前記取り込んだ通信フレームに格納されている情報の一部を変更し、必要な場合には前記通信データ記憶手段(104)から前記通信データを読み出しそれを前記取り込んだ通信フレームに格納し、該通信フレームを前記ネットワークインタフェース手段(103)に出力し、これらの処理に対応する前記フレーム処理結果を前記フレーム処理情報中継手段(106)に出力する通信フレーム受信中継手段(109)と、前記通信装置(101)内に設けられ、前記ネットワークインタフェース手段(103)から前記通信フレームを取り込み、該取り込んだ通信フレームに格納されている情報と前記通信状態情報管理手段(105)が管理する前記通信状態情報とに基づいて、前記取り込んだ通信フレームが自装置宛のものでないと判別した場合には、前記取り込んだ通信フレームをそのまま前記ネットワークインタフェース手段(103)に出力する通信フレーム中継手段(110)と、前記通信装置(101)内に設けられ、前記ネットワークインタフェース手段(103)から前記通信フレームを取り込み、該取り込んだ通信フレームに格納されている情報と前記通信状態情報管理手段(105)が管理する前記通信状態情報とに基づいて、前記取り込んだ通信フレームが自装置が送信したものであると判別した場合には、必要な場合には前記通信状態情報管理手段(105)が管理する前記通信状態情報を変更し、必要な場合には前記取り込んだ通信フレームに格納されている前記通信データを前記通信データ記憶手段(104)に書き込み、これらの処理に対応する前記フレーム処理結果を前記フレーム処理情報中継手段(106)に出力する通信フレーム受信終端手段(111)と、を有することを特徴とする通信システム。

前のページに戻る