特許

J-GLOBAL ID：200903042569800005

キヤピラリーカラムガスクロマトグラフ

発明者： 黒野 浩
出願人/特許権者： 株式会社島津製作所
代理人 (1件)： 野口 繁雄
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平3-315323
公開番号（公開出願番号）：特開平5-126814
出願日： 1991年10月31日
公開日（公表日）： 1993年05月21日
要約：

【要約】【目的】 分析不要な成分をキャピラリーカラムから逆方向に追い出すことによってピークの分離やベースライン安定性を改善する。【構成】 開閉弁4と調圧弁6の間の流路からはメークアップ流路23が分岐し、メークアップ流路23にはメークアップ用の小流量の流路抵抗26aとカラム内の流れを逆流させる大流量の流路抵抗26bが並列に設けられ、切換え弁24によっていずれかの流路抵抗26a,26bが選択される。2つの流路抵抗26a,26bと主流路との合流点と検出器12の間には流路抵抗22が設けられている。試料成分の分離分析時は小流量の流路抵抗26aを選択し、カラム10内の成分をバックフラッシュさせてカラム10から追い出すときは大流量の流路抵抗26bを選択する。

請求項（抜粋）：

流路に沿って試料注入口、スプリッタ、キャピラリーカラム及び検出器を備え、キャピラリーカラムと検出器の間へメークアップ用キャリアガスを供給するメークアップ流路を備えたキャピラリーカラムガスクロマトグラフにおいて、キャピラリーカラムと検出器の間でメークアップ流路との合流点より検出器側に流路抵抗の要素が設けられ、メークアップ流路にはキャピラリーカラム出口圧が入口圧より低くなってメークアップ流路からのキャリアガスがメークアップガスとなる小流量の第1の流路抵抗と、キャピラリーカラム出口圧が入口圧より高くなってキャピラリーカラム中を逆方向にガスが流れる大流量の第2の流路抵抗とが並列に設けられ、さらにこれらの第1、第2の流路抵抗を切り換える切換え機構が設けられているキャピラリーカラムガスクロマトグラフ。