特許
J-GLOBAL ID:200903042569908264
コリオリ質量流量計測定における適応ライン・エンハンスメントのための方法及び装置
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
社本 一夫 (外5名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-505892
公開番号(公開出願番号):特表平10-508383
出願日: 1996年07月03日
公開日(公表日): 1998年08月18日
要約:
【要約】コリオリ質量流量計における振動流管の周波数と位相の関係を決定するための装置及び方法。振動流管の周波数と位相の関係を正確に決定し、これにより質量流量計を流れる物質の質量流量を一層正確に決定するために、適応ライン・エンハンスメント(ALE)技術及び装置がデジタル信号処理(DSP)装置において用いられる。第一の実施の形態においては、振動流管上の各対応の検知器信号からの信号の品質を向上させるのに適応ノッチ・フィルタが用いられる。第二の実施の形態においては、各対応の検知器信号からの信号の品質を向上させるために複数の適応ノッチ・フィルタがカスケード接続される。両方の実施の形態において、各検知器信号に関連するアンチエイリアシング・デシメーション・フィルタは、各検知器信号に関連する一定周波数のA/Dサンプリング装置からのサンプル数を低減することにより、計算上の複雑性を低減せしめる。一定のサンプリング周波数と振動流管の変動性の基本周波数との間のスペクトル漏洩を補償するために、計算上の調節が実行される。この付加された計算上の複雑性にも拘わらず、本発明は従来の設計よりも簡潔であり、適応ノッチ濾波により更に良好なノイズ免疫性を与える。デジタル・フィルタの収束を改善し且つフィルタの不安定性の質量流量測定への干渉の可能性を低減するために、ノッチ・フィルタの重み適応化アルゴリズムに発見的手法が適用される。
請求項(抜粋):
流管手段と、前記流管手段に関連する検知器とを有するコリオリ質量流量計であって、前記流管手段の振動を表す出力信号を発生するためにコリオリ質量流量計における物質の質量流量を測定するための装置において、 前記検知器出力信号を周期的にサンプリングし、サンプリングされた検知器出力信号をデジタル形式に変換する手段であって、任意の不要成分を含む、前記の第一及び第二の検知器の前記出力信号を表す一連の個別のサンプル値を発生するための手段、 前記一連の個別のサンプル値の発生に応答して、前記不要成分が除去された前記一連の個別のサンプル値のサンプルに対応する一連の個別の品質の向上した値を発生するためのデジタル・ノッチ濾波手段、 前記一連の個別の品質の向上した値の発生に応答して、前記第一の検知器と前記第二の検知器の出力信号間の位相差を決定するための位相決定手段、及び 位相差の決定に応答して、前記流管手段を流れる物質の質量流量値を決定するための質量流量測定手段を含む装置。
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