特許
J-GLOBAL ID:200903042617178192

電気自動車用エアコン

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 武 顕次郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-138796
公開番号(公開出願番号):特開平9-315139
出願日: 1996年05月31日
公開日(公表日): 1997年12月09日
要約:
【要約】【課題】 電気自動車のバッテリ残容量が減少しても、エアコンによる車内の快適性を損なわず、電気自動車の走行可能距離の低下を抑えるようにする。【解決手段】 電動コンプレッサ13は電気自動車のメインバッテリ1を、フアンモータ16,17はサブバッテリ18を夫々電源とする。メインバッテリ1の供給電力の積算値からバッテリ残容量算出部6でメインバッテリ1の残容量が算出され、この残容量に応じたエアコンの消費電力許容値が消費電力許容値変更部7で設定される。エアコン出力制御部8は、バッテリ電圧検出部3とコンプレッサ直流電流検出部11の検出出力によってエアコンの消費電力を算出し、このエアコンの消費電力がエアコンの消費電力許容値以上のとき、電動コンプレッサ13の回転数を低下させてエアコンの消費電力を低減し、かつ室内フアンモータ16や室外フアンモータ17の回転数を増加させて車内の快適性を維持する。
請求項(抜粋):
電気自動車に搭載され、電動コンプレッサの電源に該電気自動車の走行用モータの電源としてのメインバッテリを用い、室内フアンモータや室外フアンモータの電源に該電気自動車のライトなど電装品用のサブバッテリを用い、該サブバッテリをサブバッテリ充電装置によって該メインバッテリから充電するようにした電気自動車用エアコンにおいて、該メインバッテリと該サブバッテリの電圧を検出するバッテリ電圧検出部と、該メインバッテリから出力される第1の直流電流を検出する第1の直流電流検出部と、該メインバッテリから該電動コンプレッサの駆動装置に供給される第2の直流電流と、該サブバッテリから該室内フアンモータや該室外フアンモータの駆動装置に供給される第3の直流電流を検出する第2の直流電流検出部と、該バッテリ電圧検出部で検出された該メインバッテリの電圧と該第1の直流電流検出部で検出された直流電流とから消費電力を算出する消費電力演算部と、該消費電力演算部で算出された該消費電力を積算し、積算電力を求める積算電力演算部と、該メインバッテリの所定の充電量と該積算電力演算部で求められた該積算電力とから該メインバッテリの残容量を算出するバッテリ残容量算出部と、該メインバッテリの残容量に応じてエアコンの消費電力許容値を変更する消費電力許容値変更部と、該バッテリ電圧検出部で検出される該メインバッテリと該サブバッテリの電圧と、該第2の直流電流検出部で検出される該第2,第3の直流電流とからエアコンの消費電力を算出し、該エアコンの消費電力と該消費電力許容値変更部で設定された該エアコンの消費電力許容値とに応じて該電動コンプレッサの駆動装置や該室内フアンモータや該室外フアンモータの駆動装置を制御する制御信号を発生するエアコン出力制御部とを設け、該消費電力許容値変更部には、該メインバッテリの残容量の取り得る全範囲が複数の領域に区分されて、夫々の区分毎にエアコンの消費電力許容値が割り当てられており、該バッテリ残容量算出部で算出された該メインバッテリの残容量が含まれる該区分に割り当てられた該エアコンの消費電力許容値が選択設定され、該エアコン出力制御部は、該エアコンの消費電力と該消費電力許容値検出部で選択設定された該エアコンの消費電力許容値を上回るとき、該制御信号により、該電動コンプレッサの回転数を低下させて、該エアコンの消費電力を該エアコンの消費電力許容値以下となるように低減させるとともに、該室外フアンモータ,該室内フアンモータの少なくともいずれか一方の回転数を増加させて、該電動コンプレッサの回転数低下によるエアコン能力の低下を補うように構成したことを特徴とする電気自動車用エアコン。
IPC (2件):
B60H 1/32 624 ,  H02J 7/00 303
FI (2件):
B60H 1/32 624 Z ,  H02J 7/00 303 C

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