特許
J-GLOBAL ID:200903042650199022
ホバークラフト
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
志賀 正武 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-517646
公開番号(公開出願番号):特表平8-505583
出願日: 1994年02月07日
公開日(公表日): 1996年06月18日
要約:
【要約】ホバークラフト、特に水上を走るホバークラフトは、エアクッションを作り出すため、いくつかの浮揚ブロアーを備えている。それぞれのブロアー2には、エアクッション機能を発揮させるための、駆動装置、モータ5および、センサー7,10と制御装置6に対応する圧力および/または位置を制御する回路を備えている。エアクッションをあらかじめ決められた圧力または高さまで到達させるため、制御装置と、一定の速度または回転数で運転されるモータによって駆動されるホバークラフトに装備された、いくつかの浮揚ブロアーを制御する方法が明らかにされている。モータは所要の出力を持っており、浮揚ブロアーの能力は、一定の特性曲線に応じて発揮される。
請求項(抜粋):
ホバークラフト 1.エアクッションを作り出すために複数の浮揚ブロアーを備え、そのブロアーはそれぞれ、モータおよび制御回路を備えた駆動装置を持ち、対応するセンサーおよび操作部によってエアクッションを調節するようになっているホバークラフト、特に水上を航行するクラフトであって、 各駆動装置がそれに付属する制御回路を備え、その際、第1浮揚ブロアーの駆動装置は主駆動装置として、また、その他の駆動装置は追随駆動装置として操作されることを特徴とするホバークラフト。 2.追随駆動装置が、第1浮揚ブロアーで測定された出力信号、回転数信号または容積流量信号を命令信号として制御され、 その際、主制御回路は、主として、圧力制御回路もしくは状態制御回路であり、 追随制御回路は、回転数制御回路、出力制御回路または容積流量制御回路であることを特徴とする請求項1記載のホバークラフト。 3.主制御回路および/または追随制御回路に、さらに圧力制御回路が付随しており、その圧力制御回路は、主制御回路または追随制御回路の時定数よりも小さい時定数を持っていることを特徴とする請求項1または2記載のホバークラフト。 4.浮揚ブロアーが、空気力学的に機能する構成要素、特にサーボモータつきのブレードを備えていることを特徴とする請求項1、2または3記載のホバークラフト。 5.浮揚ブロアーが、正常運転時には閉鎖されている還流導管を備え、その還流導管は、加圧側と吸引側とを連結しており、フラップ弁の切り換えによって、自動的に管路が開くようになっていることを特徴とする請求項1、2、3または4記載のホバークラフト。 6.管路が、閉止機構を備えており、その閉止機構の駆動装置は、他の圧力制御回路における操作部として機能するようになっていることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載のホバークラフト。 7.不安定な作動点を信号化するための評価装置、主として、安定した作動点に自動復帰させる装置および/または回路遮断装置を備えた、作動点識別装置を装備していることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のホバークラフト。 8.浮揚ブロアーが、主として、片側または両側に作用するラジアルファンとして、ケーシング内に、軸方向に配置された(1つのもしくは複数の)吸引管と接線方向に取り付けられた1つのディフューザーを装備し、その際、吸引管とディフューザーとの間の還流導管が、分離するフラップ弁として形成されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のホバークラフト。 9.圧力制御回路では、制御装置が、浮揚ブロアーの出力または回転数を制御の都度調整し、その制御は、クッション圧力と大気圧との間で測定された差圧(△Pist)と、設定された差圧(△Psoll)との差の平方根に比例した値だけ回転数(△n)を変える方式で行われるようになっていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載のホバークラフト。10.クラフトが、双胴水中翼船であることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載のホバークラフト。11.駆動用の制御装置およびモータを含む複数の浮揚ブロアーを装備し、そのモータは、一定の圧力または高さを持つエアクッションを作り出すため一定の回転数で運転され、かつ、それに対応する出力を保持し、その際、浮揚ブロアーは一定の特性曲線に従って作動するようになっているホバークラフトの、エアクッションを制御するための方法で、各浮揚ブロアーが1台の制御装置によって主導され、他の制御装置はそれに追随することにより制御され、その際、主導する主制御装置は、主として、エアクッションの圧力または高さを制御し、追随する制御装置は、作動基準値として、主ブロアーの出力、容積流量または回転数を適用することによって、出力あるいは回転数を制御するようになっていることを特徴とするホバークラフトの制御方法。12.付加的に、圧力に依存し、浮揚ブロアーを空気力学的に、主として、還流を作り出すことによって制御するようになっていることを特徴とする請求項11記載のホバークラフトの制御方法。13.浮揚ブロアーの作動点を監視し、不安定な作動点を検知した場合には警報を発し、あるいはさらに、浮揚ブロアーを自動停止させるようになっていることを特徴とする請求項11および12記載のホバークラフトの制御方法。14.還流の発生頻度を把握し、確認された還流発生頻度に対応して決まるヒステリシスによって制御するようになっていることを特徴とする請求項11ないし13のいずれかに記載のホバークラフトの制御方法。15.1つまたは複数の水中浸漬胴体によって、付加的な浮力を発生させるようになっていることを特徴とする請求項11ないし14のいずれかに記載のホバークラフトの制御方法。
IPC (2件):
B60V 1/11
, F04D 27/00 101
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