特許
J-GLOBAL ID:200903042739027551

分子間隔制御膜による分子のふるい分け方法およびこの方法を用いた分子弁別装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志村 浩
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-054326
公開番号(公開出願番号):特開2000-249644
出願日: 1999年03月02日
公開日(公表日): 2000年09月14日
要約:
【要約】【課題】 特定の分子に対するふるい分けを容易に行う。【解決手段】 基板30上に、アラキジン酸分子10をホスト分子とし、フラーレン分子40をゲスト分子とするLB膜を形成する。ゲスト分子は、ホスト分子に対するスペーサとして機能し、ホスト分子の分子間隔を広げる機能を果たす。ホスト分子の間隔は、用いるゲスト分子の大きさ、形状、量によって制御することができ、これらの諸条件を適宜設定することにより、任意のホスト分子間隔をもった分子間隔制御膜をLB膜として形成することができる。このLB膜は、ガス分子G1を吸着する機能を有するが、ホスト分子間隔に応じて、特定のガス分子に対して選択的な吸着特性を示す。この吸着特性の選択性を利用して、ガス分子のふるい分けを行うことができ、分子弁別装置に応用することが可能になる。
請求項(抜粋):
ほぼ均一な分子間隔を維持しながら膜を形成する性質をもったホスト分子と、前記ホスト分子間に分散して存在する性質をもったゲスト分子と、を用意し、前記ホスト分子と前記ゲスト分子とを所定の分子数比で混合し、スペーサとして介在する前記ゲスト分子によって、前記ホスト分子間の分子間隔が制御される形態をもった分子間隔制御膜を形成し、この分子間隔制御膜における前記ホスト分子間の分子間隔に基づいて、対象分子をふるい分けることを特徴とする分子間隔制御膜による分子のふるい分け方法。

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