特許
J-GLOBAL ID:200903042748666320

3気筒エンジンを備える自動車パワートレーン

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (8件): 矢野 敏雄 ,  山崎 利臣 ,  久野 琢也 ,  杉本 博司 ,  星 公弘 ,  二宮 浩康 ,  アインゼル・フェリックス=ラインハルト ,  ラインハルト・アインゼル
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-539232
公開番号(公開出願番号):特表2009-515119
出願日: 2006年10月21日
公開日(公表日): 2009年04月09日
要約:
本発明は、3気筒エンジンとして構成される内燃機関(266)と、2つのエネルギ蓄え装置(272,276)からなるトーショナルバイブレーションダンパとコンバータロックアップクラッチ(268)とを備えるハイドロダイナミック式のトルクコンバータ装置とを備える自動車パワートレーンに関する。タービンホイール(274)は、両エネルギ蓄え装置(272,276)間に配置されている。請求項1の特徴部によれば、以下のパラメータに関する値範囲もしくは比範囲が特許請求される。すなわち、最大のエンジントルクMmot,max(266)、ばね定数c1(272)、質量慣性モーメントJ1(274)、ばね定数c2(276)、質量慣性モーメントJ2(278)および伝動装置入力軸のばね定数cGEW(280)。明細書の記載によれば、大きな質量慣性モーメントJ1が両エネルギ蓄え装置(272,276)間に設けられ、できるだけ小さな質量がトーショナルバイブレーションダンパと伝動装置入力軸との間に設けられるべきである。図5は、コンバータロックアップクラッチ(268)の閉鎖時のばね・質量・等価回路図を示す。
請求項(抜粋):
自動車パワートレーンであって、3気筒エンジンとして構成され最大のエンジントルクMmot,maxを有する内燃機関(250)と、エンジン出力軸もしくはクランク軸(18)と、伝動装置入力軸(66)と、前記エンジン出力軸もしくはクランク軸(18)に特に相対回動不能に連結されているコンバータケーシング(16)を備えるトルクコンバータ装置(1)とを有しており、該トルクコンバータ装置(1)が、コンバータロックアップクラッチ(14)と、トーショナルバイブレーションダンパ(10)と、ポンプホイール(20)、タービンホイール(24)ならびにガイドホイール(22)により形成されるコンバータトーラス(12)とを有しており、さらに前記トーショナルバイブレーションダンパ(10)が、単数または複数の第1のエネルギ蓄え器(42)を備える第1のエネルギ蓄え装置(38)と、単数または複数の第2のエネルギ蓄え器(44)を備え前記第1のエネルギ蓄え装置(38)に直列に接続されている第2のエネルギ蓄え装置(40)とを有しており、該第1のエネルギ蓄え装置(38)と該第2のエネルギ蓄え装置(40)との間に、これらの両エネルギ蓄え装置(38,40)に直列に接続される第1の構成部材(46)が設けられており、前記タービンホイール(24)が、前記第1の構成部材(46)に相対回動不能に結合されている外側のタービンシェル(26)を有しており、さらに前記トルクコンバータ装置(1)が、特にトルクコンバータ装置(1)に隣接する伝動装置入力軸(66)に特に相対回動不能に連結され前記第2のエネルギ蓄え装置(40)および前記伝動装置入力軸(66)に直列に接続されている第3の構成部材(62)を有しており、その結果、前記第2のエネルギ蓄え装置(40)から前記第3の構成部材(62)を介してトルクが前記伝動装置入力軸(66)に伝達可能であり、前記第1の構成部材(46)を介したトルクの伝達時に、該第1の構成部材(46)を介して伝達されるトルクの変化に、第1の質量慣性モーメントJ1が反対作用し、かつ前記第3の構成部材(62)を介したトルクの伝達時に、該第3の構成部材(62)を介して伝達されるトルクの変化に、第2の質量慣性モーメントJ2が反対作用する形式のものにおいて、 第1のエネルギ蓄え装置(38)のばね定数c1[単位Nm/ ゚]が、内燃機関(250)の最大のエンジントルクMmot,max[単位Nm]とファクタ0.014[1/ ゚]の積より大きいか等しく、かつ内燃機関(250)の最大のエンジントルクMmot,max[単位Nm]とファクタ0.068[1/ ゚]の積より小さいか等しく、かつ 第2のエネルギ蓄え装置(40)のばね定数c2[単位Nm/ ゚]が、内燃機関(250)の最大のエンジントルクMmot,max[単位Nm]とファクタ0.035[1/ ゚]の積より大きいか等しく、かつ内燃機関(250)の最大のエンジントルクMmot,max[単位Nm]とファクタ0.158[1/ ゚]の積より小さいか等しく、かつ 第1のエネルギ蓄え装置(38)のばね定数c1[単位Nm/rad]と第2のエネルギ蓄え装置(40)のばね定数c2[単位Nm/rad]の和と、第1の質量慣性モーメントJ1[単位kg*m2]から形成される商が、9993N*m/(rad*kg*m2)より大きいか等しく、かつ27758N*m/(rad*kg*m2)より小さいか等しく、かつ 第2のエネルギ蓄え装置(40)のばね定数c2[単位1/rad]と伝動装置入力軸(66)のばね定数cGEW[単位1/rad]の和と、第2の質量慣性モーメントJ2[単位kg*m2]から形成される商が、789568N*m/(rad*kg*m2)より大きいか等しく、かつ3158273N*m/(rad*kg*m2)より小さいか等しい ことを特徴とする、3気筒エンジンを備える自動車パワートレーン。
IPC (3件):
F16H 45/02 ,  F16F 15/133 ,  F16F 15/134
FI (3件):
F16H45/02 Y ,  F16F15/133 Z ,  F16F15/134 A

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