特許
J-GLOBAL ID:200903042766761879

燃料電池発電装置の水回収装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-165685
公開番号(公開出願番号):特開平8-031443
出願日: 1994年07月19日
公開日(公表日): 1996年02月02日
要約:
【要約】【目的】設備の大型化や発電効率の低下を招くことなく、炭酸ガスの含有濃度の低い回収水が得られ、イオン交換樹脂の再生サイクルの長いものとする。【構成】上部のノズル13Aより冷却水を散水し、導入した空気オフガス1Aおよび燃焼排ガス2Bと直接接触させて含まれる水分を下部の水タンク15Aに凝縮水6Aとして回収する水分回収塔11と、上部のノズル13Bより冷却水を散水し、導入した空気オフガス1Bと直接接触させて含まれる水分を下部の水タンク15Bに脱炭酸水6Bとして回収する脱炭酸塔12とを、水タンク15Aと水タンク15Bの間で絞り16を介して連通させ、水タンク15Bの水位を水タンク15Aの水位より高くして脱炭酸水6Bの一部を水タンク15Aへと流し、凝縮水6Aとともに液体液冷却器21へ送って前記冷却水とし、脱炭酸水6Bの残部をイオン交換式水処理装置8へと送る。
請求項(抜粋):
燃料電池本体より排出される空気オフガスと燃料改質器より排出される燃焼排ガスから含まれる水分を回収し、イオン交換式水処理装置に供給して燃料改質用の補給水とする燃料電池発電装置の水回収装置において、前記空気オフガスと前記燃焼排ガスとを導入して、供給された冷却水と直接接触させて含まれる水分を凝縮させて回収し、処理したガスを排出する水分回収塔と、前記空気オフガスを導入して、供給された冷却水と直接接触させて含まれる水分を凝縮させて回収し、処理したガスを排出する脱炭酸塔とを、各々の下部に付設された水タンクにおいて絞り機構を介して連通し、前記水分回収塔の下部に付設された水タンクの回収水を冷却器に送って冷却したのち、その一部を前記水分回収塔に供給する前記の冷却水とし、その残部を前記脱炭酸塔に供給する前記の冷却水とし、さらに、前記脱炭酸塔の下部に付設された水タンクの回収水を、その水位が前記水分回収塔の下部に付設された水タンクの回収水の水位より常時高い位置となるよう保持して、イオン交換式水処理装置に供給することを特徴とする燃料電池発電装置の水回収装置。

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