特許
J-GLOBAL ID:200903042796126701

シールリング設計の改良

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松原 伸之 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-314699
公開番号(公開出願番号):特開平7-229566
出願日: 1994年12月19日
公開日(公表日): 1995年08月29日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 一般にメカニカル端面シール、特にミキサーその他に用いられる高荷重用接触形端面シールを改良する。【構成】 略半径方向に延在する密封面44を有した第1のシールリング40と、前記第1のシールリングの前記密封面に対面係合する密封面144を有した第2のシールリング140とからなるメカニカル端面シールであって、前記第2のシールリングが、前記密封面から離れて反対側に設けられた、略半径方向に延在する後面を有し、前記後面の外径に、リングの外径との間に環状部分をなす環状の軸方向延在フランジによって形成された環状肩部が設けられるメカニカル端面シール。前記環状部分が、シール界面の方向およびリングの内径方向にリングの質量中心をさらに変位させ、これによって、軸方向移動可能なリングに作用する軸方向の回転力と圧力とが最小限に抑えられて、リングが安定する。リングの安定化により、80%を超えるシール平衡度が得られて、気体を潤滑材に用いて、300psigを超える圧力差および高速回転下での乾式密封が可能になる。
請求項(抜粋):
流体を入れたハウジングと、前記ハウジング内の孔部に挿通されるとともに前記ハウジングに対して回転する軸との間を気密状態にするメカニカル端面シールにおいて:a)略半径方向に延在する密封面を有した第1のシールリングと;b)前記第1のシールリングの前記密封面に対面係合する形状および寸法とされた、略半径方向に延在する密封面を有した第2のシールリングであって、前記第1のシールリングの密封面と密封的に係合する前記第2のシールリング の密封面部分がシール界面を形成し、前記第1または第2のシールリングの一方が前記軸と同軸状態に配設されるとともに前記ハウジングに回転不能に密封接続され、前記リングの他方が前記軸と同軸状態に密封接続されて前記軸と共に回転し、前記リングの一方が保持部材内に挿入されるとともに前記保持部材に対して軸方向に移動可能である第2のシールリングと;c)前記軸方向に移動可能なリングを前記他方のリングの方へと付勢して、前記密封面を互いに接近させて相対的に回転可能な密封係合状態にするようにしてあるバイアス手段とからなり、前記軸方向に移動可能なシールリングがさらに、前記軸方向に移動可能なシールリングの前記密封面から離れて反対側に設けられた、半径方向に延在する後面を有し、前記後面が、前記軸方向に移動可能なシールリングの外径部分に隣接して設けられる肩部を含み、前記肩部が、少なくとも部分的に、前記シールリング後面から軸方向に延在する突出フランジと、フランジの外径と前記軸方向に移動可能なシールリングの前記保持部材との間に延在する環状部分とを形成し、前記環状部分によって、前記軸方向に移動可能なリングの質量中心の位置が、前記シール界面と前記軸方向に移動可能なシールリングの内径面とにより近くなることを特徴とするメカニカル端面シール。

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