特許
J-GLOBAL ID:200903042797731420

改善された離型性を有する押し出し可能なシリコーンエラストマー

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-264389
公開番号(公開出願番号):特開平9-124945
出願日: 1996年10月04日
公開日(公表日): 1997年05月13日
要約:
【要約】【課題】 低圧で容易に押し出し可能で、改善された保存寿命を持ち、硬化して高ジュロメーターの高強度エラストマーであって、改善された離型性を持ったものを与える組成物を提供する。【解決手段】 トリメリルシロキシがジメチルビニルシロキシ又はメチルフェニルビニルシロキシであるトリメチルシロキシ末端のポリジメチルシロキサン、0.05〜0.32wt%のビニルを含むオルガノシロキサン基で表面処理された補強性シリカ、ヒドロキシ末端ポリジメチルシロキサン流体、オルガノハイドロジェンシロキサン流体、白金触媒、及び任意の白金触媒抑制剤を混合することにより、硬化してシリコーンエラストマーになる組成物。上記トリオルガノシロキシ末端ポリジメチルシロキサン流体は68000-135000の主たるピーク分子量、ディスパーシティー指数3.8,最低分子量種854-3146、最高分子量種174000-370000 。
請求項(抜粋):
次のものを含むシリコーンエラストマー組成物:(A)100重量部のトリオルガノシロキシ末端のポリジメチルシロキサン流体であって、ここに前記トリオルガノシロキシ単位はジメチルビニルシロキシ及びメチルフェニルビニルシロキシから選ばれ、この流体は種々の分子量のポリマー種の混合物であり、ここに各種は集合して、より低い分子量及びより高い分子量の隣接するポリマー種の濃度よりも大きな濃度の少なくとも1つのポリマー種(1)が存在するような分子量分布を与えるように存在し、ここにポリマー種(1)はゲル透過クロマトグラフィー分析によって測定したピークの分子量として識別され、主たる濃度に68,000〜135,000の範囲のポリマー種のピーク分子量が存在し、この流体において最低の分子量のポリマー種の分子量は854〜3146の範囲にあり、最高の分子量のポリマー種の分子量は174,000〜370,000の範囲に存在し、これらポリマー種の混合物はディスパーシティー指数(dispersity index)が3.8より大きくなるような分子量分布を有するもの、(B)20〜60重量部の補強性アモルファスシリカであって、表面積が100m2/gより大きく、このシリカの表面は、次のものからなる群から選ばれるオルガノシロキサン基が結合しているケイ素原子を有する前記シリカ:(a)Me3 SiO-,(b)ViMe2 SiO(Me2 SiO)x -,(c)ViMePhSiO(Me2 SiO)x -,及び(d)-O(MeVi)Si-(OSiMe2 )y -O-ここに、Meはメチルであり、Viはビニルであり、Phはフェニルであり、xは0〜20の整数であり、yは1〜5の整数であり、これらのオルガノシロキサン基はシリカの重量を基準として0.05〜0.32wt%のビニルが存在するような量で存在し、これらオルガノシロキサン基は(b),(c),(d)又はこれらの混合物の各モルに対して(a)が7〜50モル存在するもの、(C)0.3〜1.8wt%の、25°Cの粘度が20〜60mPa・sの範囲にあるヒドロキシ末端ポリジメチルシロキサン、(D)(A)及び(B)の合計におけるビニル基あたり1〜3個のケイ素に結合した水素原子を与えるに十分な量の液体オルガノハイドロジェンシロキサンであって、1分子あたり、平均、少なくとも3個のケイ素に結合した水素原子を有し、メチルハイドロジェンシロキサン、ジメチルシロキサン、ジメチルハイドロジェンシロキシ、トリメチルシロキシ及びSiO2 の単位からなる群から選ばれる単位から本質的になるもの、(E)(A)の100万重量部あたり少なくとも1重量部の白金を与えるに十分な量の白金触媒。
IPC (2件):
C08L 83/06 LRN ,  C08L 83/07 LRP
FI (2件):
C08L 83/06 LRN ,  C08L 83/07 LRP
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • 特開昭54-146850
  • 特開平4-236265
  • 特開平4-020569
全件表示

前のページに戻る