特許
J-GLOBAL ID:200903042807743090

単クローン性抗CEA抗体5

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野波 俊次
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-155792
公開番号(公開出願番号):特開平5-252983
出願日: 1982年06月30日
公開日(公表日): 1993年10月05日
要約:
【要約】【目的】 抗体5は癌胎児性抗原と非特異的交叉反応性との共通性を認識する抗体としての特徴があり、癌胎児性抗原及び非特異的交叉反応抗原の濃度測定、病理組織学的検出などと共にその分子構造の解析にも有用な単クローン抗体である。【構成】 抗体5は第1癌胎児性抗原で免疫することにより生じた抗体産生細胞とミエローマとの融合により生じたハイブリドーマの産生する単クローン抗体の中で、第1癌胎児性抗原と反応し、選別用マーカー抗原として用いた第2癌胎児性抗原、正常糞便抗原1、正常糞便抗原2及び非特異的交叉反応抗原の中の第2癌胎児性抗原、正常糞便抗原2及び非特異的交叉反応抗原とは反応するが、正常糞便抗原1とは反応ない抗体として選別同定された単クローン抗体である。
請求項(抜粋):
第1哺乳動物を第1癌胎児性抗原で免疫することによって前記抗原に対する抗体産生能を有する細胞を産生させ、生じた細胞をこの哺乳動物から採取し、採取された細胞を第2哺乳動物由来のミエローマの株化細胞と融合させ、こうして得られた融合細胞をクローニングに付し、得られた単クローン性ハイブリドーマを培養し、得られた培養液から所望の単クローン抗体を回収し、その際(イ)前記第1癌胎児性抗原を第1マーカー抗原として用い、前記単クローン性ハイブリドーマを前記第1マーカーと反応する抗体産生能を基準として選別し、(ロ)前記回収工程において、前記第1癌胎児性抗原以外の第2癌胎児性抗原、正常糞便抗原1、正常糞便抗原2および非特異的交叉反応抗原からなる群から選ばれた2種以上の抗原を選別用マーカー抗原として用いて、前記ハイブリドーマを前記マーカー抗原との反応性を基準として選別し、かつその際(ハ)正常糞便抗原2を第2マーカー抗原として用いてハイブリドーマを選別し、正常糞便抗原2と反応する抗体(抗体B)産生能をもつ単クローンを分離し、次に正常糞便抗原1を第3マーカー抗原として用いて正常糞便抗原1と反応しない抗体産生能をもつ単クローンを分離し、次に非特異的交叉反応抗原を第4マーカー抗原として用いて非特異的交叉反応抗原との反応性を有する抗体産生能をもつ単クローンを分離し、選別された単クローンを培養して所望の抗体を得る工程からなる、癌胎児性抗原に対して特異性をもつ単クローン性抗体の製法によって得られた、癌胎児性抗原、正常糞便抗原2および非特異的交叉反応抗原との反応性を有するが、正常糞便抗原1との反応性を有しない単クローン性抗体(抗体5)。
IPC (6件):
C12P 21/08 ,  A61K 39/395 ,  C12N 15/06 ,  G01N 33/574 ,  G01N 33/577 ,  C12R 1:91

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