特許
J-GLOBAL ID:200903042819011168

フッ素マイカの製法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-219544
公開番号(公開出願番号):特開平7-089713
出願日: 1992年07月28日
公開日(公表日): 1995年04月04日
要約:
【要約】【目的】 固相法で、シリカ源として反応性が低いとされていた結晶性シリカを用い、低温で短時間に粉末状マイカを合成した。層間イオンとして、限定膨潤マイカ用にNaイオン、非膨潤マイカ用にKイオンを用て、固相法により低兼で結晶性及び積層性に優れた単一相微粉マイカの製造方法を提供する。【構成】(a)石英、クリストバライト、及びオパールCTを主成分とする結晶性シリカ1モル当たり、(b)酸化マグネシウム0.5モル、(c)フッ化リチウム0.15乃至0.5モル、(d)フッ化ナトリウム乃至フッ化カリウム0.25乃至0.5モルからなる混合物を加熱反応するフッ素マイカの製造方法。【効果】マイカの製法は、大きな単結晶を得る溶融法と、粉末状マイカを得る非晶質シリカを原料とする固相法が公知であったが、天然に豊富に存在する安価な結晶性シリカを用いて、固相法で、低温短時間に単一相微粉末マイカを合成する条件により、非晶質シリカを用いた場合に比べ低兼で高結晶度、特に高積層度の単一相微粉マイカの製造を可能にした。
請求項(抜粋):
一般式(化1) (M,Li)Mg2 Si4 O10 F2式中、Mはナトリウム、カリウムのアルカリ金属であるで表されるフッ素マイカにおいて、シリカ成分がSiO2 として1モル、マグネシウム成分がMgOとして0.5モル、アルカリ金属フッ化物MF成分が0.25乃至0.5モル、及びフッ化リチウムが0.15乃至0.5モルからなる原料混合物を700乃至800°Cの温度で加熱する固相反応において、シリカ成分が石英、クリストバライト及びオパールCTの少なくとも一種の結晶性シリカであることを特徴とするフッ素マイカの製造方法。【0001】
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特開平3-115113

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