特許
J-GLOBAL ID:200903042819352267
潤滑油基油の製造方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
森田 順之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-196517
公開番号(公開出願番号):特開2006-016521
出願日: 2004年07月02日
公開日(公表日): 2006年01月19日
要約:
【課題】 潤滑油成分として好ましいイソパラフィン、一環ナフテン、アルキルベンゼンが多く、潤滑油成分として好ましくない多環ナフテン、多環芳香族が少ない高性能潤滑油基油を安価に製造できる方法を提供する。【解決手段】 減圧蒸留留出油などの原料油を、格子定数が24.28Å以上24.46Å以下、メソポアを含有するフォージャサイト型ゼオライトに周期律表第4族金属元素を含有させた、ケイバン比が0.1〜120である修飾ゼオライトを0.01〜80質量%の範囲で含有する触媒担体を用いて成形した水素化分解触媒の存在下、全圧力10〜20MPa、温度360〜440°C、LHSV2.0hr-1以下の反応条件で、分解率が40質量%以上になるように水素化分解して、当該分解生成物および/または当該分解生成物から回収した潤滑油留分を、次に脱ろう処理した後、脱芳香族処理するか、又は脱芳香族処理した後、脱ろう処理することにより、目的とする潤滑油基油を製造することができる。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
減圧蒸留留出油、減圧蒸留留出油のマイルドハイドロクラッキング処理油、脱瀝油および脱瀝油のマイルドハイドロクラッキング処理油から選ばれる1種または2種以上の混合油からなる原料油を、格子定数が24.28Å以上24.46Å以下、メソポアを含有するフォージャサイト型ゼオライトに周期律表第4族金属元素を含有させた、ケイバン比([SiO2]/[Al2O3]比)が0.1〜120である修飾ゼオライトを0.01〜80質量%の範囲で含有する触媒担体を用いて成形した水素化分解触媒の存在下、全圧力10〜15MPa、温度360〜440°C、LHSV2.0hr-1以下の反応条件で、分解率が40質量%以上になるように水素化分解して、当該分解生成物および/または当該分解生成物から回収した潤滑油留分を、次に脱ろう処理した後、脱芳香族処理するか、又は脱芳香族処理した後、脱ろう処理することにより、下記(1)〜(7)の特性を有する潤滑油基油の製造方法。
(1)全芳香族含有量が2〜15質量%
(2)飽和分中のイソパラフィンと一環ナフテンの合計含有量が60質量%以上
(3)全芳香族分中のアルキルベンゼン含有量が30質量%以上
(4)全芳香族分中の3環以上の芳香族含有量が4質量%以下
(5)粘度指数が105以上
(6)流動点が-10°C以下
(7)潤滑油留分を分留して得られる留分が以下の少なくとも一方を具備している。
a)SAE-10留分の飽和分組成で3環以上のナフテン分が10質量%以下
b)SAE-20留分の飽和分組成で3環以上のナフテン分が30質量%以下
IPC (4件):
C10G 67/04
, C10G 21/16
, C10G 45/64
, C10G 47/16
FI (4件):
C10G67/04
, C10G21/16
, C10G45/64
, C10G47/16
Fターム (6件):
4H029CA00
, 4H029DA00
, 4H029DA05
, 4H029DA11
, 4H029DA12
, 4H029DA13
引用特許: