特許
J-GLOBAL ID:200903042848727571

粒子加速器における挿入光源

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 正武 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-161233
公開番号(公開出願番号):特開平6-005396
出願日: 1992年06月19日
公開日(公表日): 1994年01月14日
要約:
【要約】【構成】 蓄積リング5を取り囲むコア31と、コアに装着されているウィグラーコイル32とから構成される電磁石30を蓄積リングの外側に複数並べて設けるとともに、蓄積リングの両側には、各コアを一律に励磁することによってパータベータを構成するためのパータベータコイル35を備える。そして、通常時はウィグラーコイルに通電して挿入光源として作動させるが、荷電粒子を入射する際にはパータベータコイルに通電してパータベータとして作動させる。【効果】 従来のパータベータを省略することができるから、挿入光源とパータベータの双方を各々別に設置する場合に比して設置スペースを大幅に節約でき、蓄積リングに十分な直線部を確保できないような小型の粒子加速器にも適用可能である。
請求項(抜粋):
シンクロトロン等の粒子加速器における蓄積リングの直線部の外側に、極性が周期的に変化する多数の電磁石を蓄積リングの長さ方向に並べて設け、それら電磁石の磁気力により蓄積リング内を通過する荷電粒子を偏向させて放射光を取り出す構成のウィグラー等の挿入光源であって、前記各電磁石は、蓄積リングを取り囲むコアと、それら各コアのそれぞれを個別に励磁するべく各コアに装着されているウィグラーコイルから構成され、かつ、前記蓄積リングの両側には、前記各コア内を貫通して設けられてそれら各コアを一律に励磁することによってパータベータを構成するためのパータベータコイルが備えられてなることを特徴とする粒子加速器における挿入光源。

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