特許
J-GLOBAL ID:200903042902852506

都市ゴミの無公害化処理プラント

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-047822
公開番号(公開出願番号):特開平11-244812
出願日: 1998年02月27日
公開日(公表日): 1999年09月14日
要約:
【要約】【課題】 都市ゴミのプラスチック等の有機質系廃棄物からの固形物や、廃棄木材片や廃棄タイヤ等から無公害裏に燃料やそれ以外に多くの用途の有る炭を得る。【解決手段】 都市ゴミの無公害化処理プラントは、プラスチックを含む有機質系廃棄物を破砕する破砕装置10と、破砕物W1から有価物を選別する選別装置20、25と、有価物の除去後にプラスチックとそれ以外の破砕屑を前者が70〜30重量%、後者が残りとなるように供給され、螺旋体によって送りをかけて撹拌混合しながら圧縮して120〜300°Cに加熱し、練り合わせて流動可能状態にし、この中間生成物から多孔板を通して押し出し成形して固形物を形成する固形化装置80と、容器中の固形物の上部に着火させ、下部にかけて酸欠状態で蒸し焼きする炭化装置100とから構成されている。炭化炉120からの排気ガスを燃焼炉140で800°C以上で完全燃焼させる。
請求項(抜粋):
各種のプラスチックを含む有機質系廃棄物を破砕する破砕装置と、破砕された破砕物から有価物を選別する選別装置と、有価物の除去後の破砕物の内プラスチックとそれ以外の破砕屑、生ゴミ、糞尿汚泥等の粘ちょう性有機質系廃棄物とを前者が70〜30重量%、後者が30〜70重量%となるように供給され、螺旋体によって送りをかけて撹拌混合しながら圧縮して120〜300°Cに加熱し、練り合わせて流動可能状態にし、この流動状態の中間生成物から多孔板を通して押し出し成形して棒状や粒状の固形物を形成する固形化装置と、該固形化装置から得られた固形物や、廃棄木材片や廃棄タイヤ等の固形有機質系廃棄物片を乾留して炭化する炭化装置とから構成されており、上記炭化装置は、上記固形物を積層状態で収容するようにガス通過可能な側壁で形成された搬送可能容器と、該容器の外形にほぼ一致した横断面形状でやや大きい炉内部が耐火材で形成され、上記容器の出し入れ用の開閉可能な開口部と、上方部の着火手段と、該着火手段の反対側に設けられた下方部の排気通路とを備えた炭化炉と、上記排気通路に接続されて上記炭化炉から導入した可燃ガスを燃焼させるバーナを入口部に備え、炉内にガス流迂回壁を備えると共に、排気を出口部から大気中に排出する燃焼炉と、上記炭化炉の炉内部に上記開口部を経て敷設されたレール上で移動可能で且つ上記容器の搭載可能な低い台車とから構成されており、上記台車上に搭載された上記搬送可能容器に木片や竹片の固形有機物片を積層状態で入れ、上記炭化炉の炉内部に余分な空間が生じない状態で上記台車ごと入れて開口部を密閉し、上記上方部の着火手段によって上記容器内の固形有機物片の上部に着火させ、その上部から下部にかけて酸欠状態で蒸し焼きしながら下部まで炭化を進行させて炭化物を得ると共に、その間にガス化した可燃ガスを上記燃焼炉内に導入して800°C以上で完全燃焼させて排気ガス1m3 中のダイオキシン含有量を0.1ナノグラム未満とすることを特徴とする都市ゴミの無公害化処理プラント。
IPC (3件):
B09B 3/00 ,  B09B 3/00 ZAB ,  C10L 9/08
FI (4件):
B09B 3/00 302 G ,  C10L 9/08 ,  B09B 3/00 ZAB ,  B09B 3/00 301 A

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