特許
J-GLOBAL ID:200903042913320808

共有結合型ダイアボディとその使用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 平木 祐輔 ,  石井 貞次 ,  藤田 節
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-506816
公開番号(公開出願番号):特表2009-508466
出願日: 2006年04月17日
公開日(公表日): 2009年03月05日
要約:
本発明は、ダイアボディ分子と、免疫疾患、感染症、中毒、癌などの様々な疾患および障害の治療における該分子の使用に関する。本発明のダイアボディ分子は、少なくとも2つのエピトープ結合部位(同一のまたは異なる抗原上の同一のまたは異なるエピトープを認識しうる)を形成するように結合している2つのポリペプチド鎖を含むものである。さらに、抗原は同一の分子に由来するものでも、異なる分子に由来するものでもよい。ダイアボディ分子の個々のポリペプチド鎖は、非ペプチド結合型共有結合を介して共有結合されており、例えば、各ポリペプチド鎖内に存在するシステイン残基のジスルフィド結合により共有結合されるが、これに限定されない。特定の実施形態において、本発明のダイアボディ分子は、該分子に抗体様機能性をもたせるFc領域をさらに含む。
請求項(抜粋):
第1のポリペプチド鎖と第2のポリペプチド鎖からなるダイアボディ分子であって、 第1のポリペプチド鎖は、(i) 第1のエピトープに特異的な第1の免疫グロブリンの軽鎖可変ドメインの結合領域(VL1)を含む第1のドメイン、(ii) 第2のエピトープに特異的な第2の免疫グロブリンの重鎖可変ドメインの結合領域(VH2)を含む第2のドメイン、および(iii) Fcドメインまたはその一部を含む第3のドメインを含んでなり、第1のドメインと第2のドメインが共有結合で連結されているが、第1のドメインと第2のドメインはエピトープ結合部位を形成するように会合することはなく; 第2のポリペプチド鎖は、(i) 第2の免疫グロブリンの軽鎖可変ドメインの結合領域(VL2)を含む第4のドメイン、(ii) 第1の免疫グロブリンの重鎖可変ドメインの結合領域(VH1)を含む第5のドメイン、および(iii) Fcドメインを含む第6のドメインを含んでなり、第4のドメインと第5のドメインが共有結合で連結されているが、第4のドメインと第5のドメインはエピトープ結合部位を形成するように会合することはなく; ここにおいて、第1のドメインと第5のドメインが会合して、第1のエピトープと結合する第1の結合部位(VL1)(VH1)を形成しており;さらに、第2のドメインと第4のドメインが会合して、第2のエピトープと結合する第2の結合部位(VL2)(VH2)を形成している; ことを特徴とする上記ダイアボディ分子。
IPC (13件):
C12N 15/09 ,  C07K 16/18 ,  C07K 19/00 ,  C12N 15/02 ,  C12N 1/15 ,  C12N 1/19 ,  C12N 1/21 ,  C12N 5/10 ,  A61K 39/395 ,  A61P 37/00 ,  A61P 35/00 ,  A61P 31/00 ,  A61P 37/08
FI (13件):
C12N15/00 A ,  C07K16/18 ,  C07K19/00 ,  C12N15/00 C ,  C12N1/15 ,  C12N1/19 ,  C12N1/21 ,  C12N5/00 A ,  A61K39/395 N ,  A61P37/00 ,  A61P35/00 ,  A61P31/00 ,  A61P37/08
Fターム (34件):
4B024AA01 ,  4B024BA43 ,  4B024CA02 ,  4B024CA07 ,  4B024DA03 ,  4B024HA01 ,  4B024HA17 ,  4B064AG27 ,  4B064CA19 ,  4B064CC24 ,  4B064DA01 ,  4B065AA93X ,  4B065AA94Y ,  4B065AB01 ,  4B065BA02 ,  4B065CA25 ,  4B065CA44 ,  4C085AA14 ,  4C085BA07 ,  4C085BA51 ,  4C085BB01 ,  4C085BB31 ,  4C085CC22 ,  4C085DD62 ,  4C085GG01 ,  4H045AA11 ,  4H045AA20 ,  4H045AA30 ,  4H045BA10 ,  4H045BA41 ,  4H045DA76 ,  4H045EA20 ,  4H045FA74 ,  4H045GA26
引用文献:
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