特許
J-GLOBAL ID:200903042924837390

同期電動機の制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小堀 益
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-167932
公開番号(公開出願番号):特開平10-014299
出願日: 1996年06月27日
公開日(公表日): 1998年01月16日
要約:
【要約】【課題】 大きな電源容量を要することなく定出力特性を実現し、また電動機効率の向上を図る。【解決手段】 速度0から基底回転速度Nbaseまでは、直軸電流Id1を横軸電流Iqの比例関数におき、さらに基底回転速度から最高回転速度までは、もう一つの直軸電流Id0を速度の関数におき、これを足し合わせることで、同期電動機4の等価界磁制御を行う。また、同期電動機4の負荷率の変化に対応した直軸電流Id3を、前記等価界磁制御に加えることで、低負荷時(同期電動機の100%負荷トルク以下の領域)の効率特性を改善させる。これにより、同期電動機、特に永久磁石同期電動機の定出力制御が可能になる。
請求項(抜粋):
1:nの定出力比を必要とする同期電動機の制御方法において、同期電動機最高回転速度をN<SB>top</SB>とし、基底回転速度N<SB>base</SB>をN<SB>base</SB>=N<SB>top</SB>/nと表したとき、同期電動機回転速度Nが(1)0<N≦N<SB>base</SB>の範囲と、(2)N<SB>base</SB><N≦N<SB>top</SB>の二つの制御範囲に分け、(1) 0<N≦N<SB>base</SB>では、所要出力を確保するのに必要な、トルク指令T<SB>ref</SB>(%)に準拠して流れるq軸電流I<SB>q</SB>とd軸電流の関係を、I<SB>q</SB>=I<SB>q1</SB>=I<SB>qmax</SB>×(T<SB>ref</SB>/100) [但し、I<SB>qmax</SB>は100%定格時のI<SB>q</SB>電流]I<SB>d</SB>=I<SB>d1</SB>=K<SB>d1</SB>×I<SB>q</SB> [但し、K<SB>d1</SB>は比例定数]と定め、(2) N<SB>base</SB><N≦N<SB>top</SB>では、前記所要出力を確保するためのI<SB>q1</SB>とI<SB>d1</SB>の関係に加え、同期電動機端子電圧を抑制させるためのd軸電流I<SB>d0</SB>を、I<SB>d0</SB>=K<SB>d2</SB>×(N-N<SB>base</SB>)/(N<SB>top</SB>-N<SB>base</SB>)[但し、K<SB>d2</SB>は比例定数]とし、I<SB>d</SB>=I<SB>d0</SB>+I<SB>d1</SB>と定めてベクトル制御を行うことを特徴とする同期電動機の制御方法。
IPC (2件):
H02P 21/00 ,  H02P 6/06
FI (2件):
H02P 5/408 C ,  H02P 6/02 341 Z
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (1件)

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