特許
J-GLOBAL ID:200903042939322760

螺旋状に巻き付けられた複合最内補強層を有する耐キンク性高圧ホ-ス構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-183891
公開番号(公開出願番号):特開2000-035167
出願日: 1999年06月29日
公開日(公表日): 2000年02月02日
要約:
【要約】【課題】 可塑性で、耐キンク性の高圧ホース構造を提供する。【解決手段】 この構造は、ホース10の内径を画定する内側表面16と外側表面18とを有する熱可塑性コア14と、少なくとも1つの金属ワイヤ要素40と少なくとも1つの非金属繊維要素42との複合体として形成されている最内補強層20とを含む。金属ワイヤ要素40は、一連の第1の巻回を画定するように、縦軸線12に対して測定された予め決められた勾配角でコア14の外側表面18上に一方向に螺旋状に巻き付けられている。一方、繊維要素42は、ワイヤ要素40の第1の巻回の対の対応する各対の中間に各々が配置されている一連の第2の巻回を画定するように、金属ワイヤ要素40と同一の方向および同一の勾配角において、コア14の外側表面18上に前記一方向に螺旋状に巻き付けられている。
請求項(抜粋):
外径成分と内径成分とを有する最小曲げ半径に縦軸線の中間で屈曲することが可能であり、選択された内径と外径とを有しかつ中心縦軸線に沿って一定の長さに延びている、高圧下で流体を搬送するように作られている耐キンク性ホースであって、前記ホースの内径を画定する内側表面と外側表面とを有する管状コアと、前記コアの前記外側表面の周囲に半径方向に配置されている少なくとも1つの複合補強層であって、(i)隣接する第1の巻回の対の中間に間隙区域を形成するように、隣接する第1の巻回から各々が間隔を置かれている一連の第1の巻回の形に、前記縦軸線に対して測定された予め決められた勾配角で上記コアの外側表面上に一方向に螺旋状に巻き付けられている少なくとも1つの金属ワイヤ要素と、(ii)隣接する前記第1の巻回の対応する各対の中間に各々が配置されている一連の第2の巻回を形成するように、前記予め決められた勾配角に上記コアの外側表面上に前記一方向に螺旋状に巻き付けられており、かつ、前記第1の巻回の前記対応する各対の中間に圧縮されている、少なくとも1つの非金属繊維要素とによって形成されている複合補強要素によって形成されている複合補強層とを含み、これによって、前記ホースが前記最小曲げ半径に屈曲させられる時に、前記繊維要素が、前記複合補強層内に前記コアを保持するために、前記曲げ半径の前記外径成分に沿って前記第1の巻回の前記対応する各対の中間の間隙区域を実質的に埋めるように膨張可能であり、かつ、前記繊維要素が、さらに、前記曲げ半径の前記内径成分に沿って前記第1の巻回の前記対応する各対の中間に圧縮されることが可能である耐キンク性ホース。

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