特許
J-GLOBAL ID:200903042951385255

ニューロキニンアンタゴニストとして有用な複素環

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 湯浅 恭三 (外6名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-506822
公開番号(公開出願番号):特表平9-501439
出願日: 1994年08月15日
公開日(公表日): 1997年02月10日
要約:
【要約】式(I)を有し、式中、G、J、L、M、mおよびDは明細書中に与えられた意味をのいずれかを有する化合物、それらのN-オキシドおよびそれらの薬学的に許容しうる塩は、ニューロキニンAの非ペプチドアンタゴニストであり且つ喘息等の治療に有用である。更に、薬剤組成物、式(I)を有する化合物の製造法および中間体を開示する。
請求項(抜粋):
式I[式中、mは2または3であり; Dは、式Iaまたは式Ibを有する残基であり、ここにおいて Qは、ハロ、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、(1〜3C)アルコキシ、(1〜3C)アルキルおよびメチレンジオキシから独立して選択される1個または2個の置換基を有していてよいフェニルであり;またはQは、チエニル、イミダゾリル、ベンゾ[b]チオフェニル若しくはナフチルであり、そのいずれもハロ置換基を有していてよく;またはQはビフェニリルであり;またはQは、1位にベンジル置換基を有していてよい炭素結合インドリルであり; Qaは水素、(1〜4C)アルキルまたは式-(CH2)q-NR5R6(式中、qは2または3であり、R5およびR6は独立して(1〜4C)アルキルであるかまたはNR5R6がピペリジノ若しくは4-ベンジルピペリジノである)を有する基であり; R1は水素、メチルまたは、末端アミノ基を有していてよい(2〜6C)n-アルキルであり; R2は-C(=O)R3、-C(=O)OR3または-C(=J1)NHR3であり、ここにおいてJ1は酸素または硫黄であり且つR3は水素、(1〜6C)アルキル、フェニル(1〜3C)アルキル(但し、このフェニルは1個またはそれ以上のハロ、ヒドロキシ、(1〜4C)アルコキシまたは(1〜4C)アルキル置換基を有していてよい)、ピリジル(1〜3C)アルキル、ナフチル(1〜3C)アルキル、ピリジルチオ(1〜3C)アルキル、スチリル、1-メチルイミダゾール-2-イルチオ(1〜3C)アルキル、アリール(1個またはそれ以上のハロ、ヒドロキシ、(1〜4C)アルコキシまたは(1〜4C)アルキル置換基を有していてよい)、ヘテロアリール(1個またはそれ以上のハロ、ヒドロキシ、(1〜4C)アルコキシまたは(1〜4C)アルキル置換基を有していてよい)または(R2が-COR3である場合)α-ヒドロキシベンジルであり; nは0、1、2または3であり; pは1または2であり、そしてpが2である場合、nは1であり且つJ2は2個の水素であり; J2は酸素または2個の水素であり; L6はカルボニルまたはメチレンであり; rは0、1、2または3であり;そして R4は、1個またはそれ以上のハロ、トリフルオロメチル、(1〜4C)アルキル、ヒドロキシまたは(1〜4C)アルコキシ置換基(特に、1個またはそれ以上のクロロまたはフルオロ置換基)を有していてよいフェニル;1個またはそれ以上のハロ、トリフルオロメチル、(1〜4C)アルキルまたはヒドロキシ置換基を有していてよいナフチル;ピリジル;チエニル;インドリル;キノリニル;ベンゾチエニルまたはイミダゾリルであり;またはL6がカルボニルである場合、基-(CH2)r-R4は、ヒドロキシ、(1〜4C)アルコキシおよび(1〜4C)アルキルから選択されるα置換基を有するアリール基、ヘテロアリール基またはベンジル基であってよく、そして更にこのアリール、ヘテロアリールまたはベンジル基のフェニル部分は、ハロ、トリフルオロメチル、(1〜4C)アルキル、ヒドロキシおよび(1〜4C)アルキル、ヒドロキシおよび(1〜4C)アルコキシから独立して選択される1個またはそれ以上の置換基(特に、1個またはそれ以上のクロロまたはフルオロ置換基)を有していてよく; Gは単結合、二重結合または二価の炭化水素基を表わし; Jは、Gが二重結合を表わす場合、単結合によって環に結合した基または、それ以外の場合は二重結合によって結合した基を表わし; Mはヘテロ原子または置換ヘテロ原子を表わし;そして Lは、1位がMに結合している炭化水素基を表わし;ここにおいて、 G、J、MおよびLの意味は、 (a)Gは単結合であり;Jはオキソまたはチオキソであり;Mはオキシ、チオまたはNR12であり;そしてLはL1である; (b)Gは単結合であり;JはNR8であり;MはNR7であり;そしてLはL1である; (c)Gは二重結合であり;JはOR7、SR7またはNR9R10であり;Mは窒素であり;そしてLはL1である; (d)Gは、1個または2個のメチル置換基を有していてよいメチレンであり;Jはオキソ、チオまたはNR11であり;Mはオキシ、チオ、スルフィニル、スルホニルまたはNR7であり;そしてLはL2である; (e)Gは単結合であり;Jはオキソ、チオキソまたはNR11であり;Mは窒素であり;そしてLはL3である; (f)Gは、(1〜3C)アルキル置換基を有していてよいメチンであり;Jはオキソ、チオキソまたはNR11であり;Mは窒素であり;そしてLはL4である;および (g)Gは、1個または2個のメチル置換基を有していてよいシス-ビニレンであり;Jはオキソ、チオキソまたはNR11であり;Mは窒素であり;そしてLはL5であるから選択され;ここにおいて R7は水素または(1〜3C)アルキルであり; R8は水素、(1〜3C)アルキル、シアノ、(1〜3C)アルキルスルホニルまたはニトロであり; R9およびR10は独立して水素若しくは(1〜3C)アルキルであるかまたは基NR9R10がピロリジノ、ピペリジノ、モルホリノ、チオモルホリノ(またはそのS-オキシド)若しくはピペラジノ(4位に(1〜3C)アルキル置換基を有していてよい)であり; R11は水素または(1〜3C)アルキルであり; R12は水素、(1〜3C)アルキル、RaOC(=O)CH2-またはRbRcNC(=O)CH2-であり; Ra水素または(1〜3C)アルキルであり; RbおよびRcは独立して水素、(1〜3C)アルキル、フェニルまたはベンジルであり; L1はエチレン、シス-ビニレン、トリメチレンまたはテトラメチレンであり、基L1自体が1個または2個のメチル置換基を有していてよく; L2はエチレンまたはトリメチレンであり、基L2自体が1個または2個のメチル置換基を有していてよく; L3はプロプ-2-エン-1-イリデン-3-イルであり、基L3自体が1個または2個のメチル置換基を有していてよく; L4はシス-ビニレンであり、基L4自体が1個または2個のメチル置換基を有していてよく;そして L5はメチンであり、基L5自体が(1〜3C)アルキル置換基を有していてよい]を有する化合物;または Δで示されたピペリジノ窒素における式Iを有する該化合物のN-オキシド;或いは 式Iを有する該化合物または該N-オキシドの薬学的に許容しうる塩;または Δで示されたピペリジノ窒素が四価のアンモニウム窒素であり、その窒素上の第四基が(1〜4C)アルキル若しくはベンジルであり且つ結合した対イオンが薬学的に許容しうる陰イオンである式Iを有する該化合物の第四アンモニウム塩。
IPC (8件):
C07D413/04 241 ,  A61K 31/445 AED ,  A61K 31/505 ,  A61K 31/535 ACD ,  A61K 31/55 ,  C07D401/04 233 ,  C07D401/04 239 ,  C07D401/04 243
FI (8件):
C07D413/04 241 ,  A61K 31/445 AED ,  A61K 31/505 ,  A61K 31/535 ACD ,  A61K 31/55 ,  C07D401/04 233 ,  C07D401/04 239 ,  C07D401/04 243

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