特許
J-GLOBAL ID:200903042955305140

節電及び過負荷回避装置とそれを用いた節電及び過負荷回避方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大津 洋夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-250503
公開番号(公開出願番号):特開平9-093784
出願日: 1995年09月28日
公開日(公表日): 1997年04月04日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 屋内配線に装着し、電気を流す優先順位を決め、低順位回路の分岐ブレーカーを断にして、定格電流を超える電力を使用しても不用意にメインブレーカーが落ちないようにし、過負荷状態の解消時は、分岐ブレーカーを自動的に復帰し効率的に電気の使用できる節電及び過負荷回避方法を提供する。【解決手段】 メインブレーカーの下手に設けた屋内配線に、全負荷電流を測定できる電流検出器1と、複数の分岐回路に複数の分岐ブレーカー2または遠隔操作リレー2′を取付け、両者にコントローラー3を接続し、全負荷電流値から超過の、余分を演算し、超過時は、電気を流す優先順位を決め低順位の分岐回路の分岐ブレーカーまたは遠隔操作リレーをOFFにし、余分時は、電気を切る優先順位を決めて高順位の分岐回路の分岐ブレーカーまたは遠隔操作リレーをONにし、電力会社の契約設定された定格電流を超過する電力を使用しても不用意にメインブレーカーが落ちないようにし、過負荷状態解消時は、分岐ブレーカーを自動的に復帰し効率的に電気を使用する。
請求項(抜粋):
引込線に接続されたメインブレーカー(主要スイッチ及び過電流遮断機)に続いて下手に屋内幹線と当該屋内幹線から分岐する複数の分岐回路とを配線し、当該分岐回路にはそれぞれ負荷機器を接続できるようにした屋内配線において、当該屋内幹線の基部に取付け可能で、その取付ける屋内幹線に流れる全負荷電流を測定でき、その測定された全負荷電流値を交流電圧信号に変換してコントローラに送信する電流検出器と、分岐した複数の各分岐回路の基部に取付け可能で、その伝路確保と遠隔開閉機能の付いた分岐ブレーカー(分岐スイッチ及び過電流遮断機)と、メインブレーカーに電力会社との契約電流に基づいて予め設定されている定格電流値を入力設定できるようにするとともに、複数の分岐回路のそれぞれに取付けられた遠隔開閉機能付分岐ブレーカーに優先順位入力を設定できるようにした条件設定部と、前記電流検出器に接続して電流検出器にて測定された全負荷電流の測定値を交流電圧信号として受信し、これを直流電圧信号に変換したうえデジタル信号に変換する測定信号変換部と、測定信号変換部により変換された全負荷電流の測定数値Izとあらかじめ入力設定した定格電流の数値Itとを比較(It-Iz=Is)して、電流超過しているか(Is<0)或は電流余分があるか(Is>0)を演算する演算部と、各遠隔開閉機能付分岐ブレーカーに接続して、それらを開成するOFF信号または、閉成するON信号を送ることができるようになし、演算部による演算の結果、電流超過がある場合(Is<0)には、電流超過の大きささによって、開成する遠隔開閉機能付分岐ブレーカーの数(N=Is/k)を算出し、その時点で閉成(ON)状態になっている複数の遠隔開閉機能付分岐ブレーカーのうちから先に設定した優先順位の低いものから算出した必要個数Nだけ開成する遠隔開閉機能付分岐ブレーカーを選出特定して、それらを開成するOFF信号を送り、ほぼ同時に選定されたN個数の遠隔開閉機能付分岐ブレーカーを開成(OFF)にして電流を遮断するようになし、また演算部による演算の結果、電流余分がある場合(Is>0)には、その時点で開成(OFF)状態になっている複数の遠隔開閉機能付分岐ブレーカーのうちから先に設定した優先順位の高いものから順に閉成する遠隔開閉機能付分岐ブレーカーを選出特定して、それらを閉成するON信号を送り、選定された遠隔開閉機能付分岐ブレーカーを閉成して、通電状態に復帰するように構成した遠隔開閉信号発生部とから構成されるコントローラーとを、組み合わせたことを特徴とする節電及び過負荷回避装置。
IPC (4件):
H02H 3/033 ,  H01H 73/00 ,  H02H 3/06 ,  H02J 13/00 311
FI (4件):
H02H 3/033 B ,  H01H 73/00 Z ,  H02H 3/06 A ,  H02J 13/00 311 T

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