特許
J-GLOBAL ID:200903042972162035

燃料電池発電における炭酸ガス、窒素ガス及びアルゴンガスの回収、固定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 藤本 博光 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-166449
公開番号(公開出願番号):特開平9-330731
出願日: 1996年06月26日
公開日(公表日): 1997年12月22日
要約:
【要約】【課題】 本発明は、現在最高の発電効率を持つ燃料電池発電技術を使用し、最少の炭酸ガス発生で発電した上、発生炭酸ガスを全量回収し、同時に窒素ガス、アルゴンガスも高純度に分離、回収する手段及び回収炭酸ガス処理の1方法を提供する。【解決手段】 燃料電池発電は、火力発電と異なり燃料と空気の混合燃焼反応を伴わず、改質された燃料と空気が、別々に燃料電池の電極に導入されて電力を発生させる。この特徴を利用し、空気極側出口の窒素濃縮ガスから残存酸素を分離して高純度窒素ガスを製造し、燃料極出口の未反応燃料をその分離した酸素により燃料改質器で酸素富化燃焼させて熱源とし、その結果得られる炭酸ガスとアルゴンの混合物から全炭酸ガスを固定すると共に、高純度アルゴンガス製品をも製造する。また回収炭酸ガスを高純度窒素ガスと共にアンモニア、尿素工場で尿素として合成活用する例も紹介する。
請求項(抜粋):
燃料を改質器によって水素主体ガスに改質し、この水素主体混合ガスと、別に導入された空気を別々の電極に導入することによって、空気中の酸素分と改質ガス中の水素分のみを反応させて電力を発生させる燃料電池発電において、電力発生と同時に得られる空気極側流体である窒素濃縮ガスを分離装置に導入して酸素と窒素を分離し、一方、前記燃料電池で電力発生と同時に得られる燃料極側流体である濃縮炭酸ガス中の未反応燃料と、前記空気極出口流体から分離された酸素とを酸素富化燃焼させて改質器の熱源とし、該酸素富化燃焼生成物として、炭酸ガス、水蒸気、アルゴンガス及び少量の窒素の混合ガスを得、この混合ガスから水蒸気分を冷却、除去して、炭酸ガスとアルゴンガス及び少量の窒素の混合ガスをとりだし、この混合ガスから炭酸ガスのみを液化叉は分離する方法により炭酸ガスを固定し、同時に高純度アルゴンガスを分離する燃料電池発電における炭酸ガス、窒素ガス及びアルゴンガスの分離、固定方法。
IPC (4件):
H01M 8/06 ,  C01B 31/20 ,  B01D 53/04 ,  C07C273/10
FI (5件):
H01M 8/06 S ,  H01M 8/06 B ,  C01B 31/20 B ,  B01D 53/04 B ,  C07C273/10
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭61-071561
  • 特開昭47-030575
  • 特開平2-117071

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