特許
J-GLOBAL ID:200903042972538752

ノイズ除去装置およびその除去方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 京本 直樹 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-041401
公開番号(公開出願番号):特開平9-232980
出願日: 1996年02月28日
公開日(公表日): 1997年09月05日
要約:
【要約】【課題】リアルタイム処理の可能なノイズ除去装置および除去方法を実現する。【解決手段】本発明は、入力遅延回路1と、高域通過フィルタ2と、全波整流回路3と、低域通過フィルタ4と、信号比率比較回路5と、信号推測演算回路6と、信号レベル比較回路7と、振幅抑圧回路8と、出力信号生成回路9とを備えて構成されており、数学的モデルを用いてノイズ区間の信号を推測し、当該推測値のサンプル値とノイズのサンプル値とを比較照合して、当該比較結果を参照して、前記ノイズ・サンプル値を削除した信号をノイズ信号区間に挿入するか、または入力されているノイズ区間の信号よりノイズ・サンプル値を削除した信号をノイズ信号区間に挿入するかを選択することにより、信号推測演算処理時間を短縮させ、リアルタイムにおいてノイズ信号の除去を行うことが可能となる。
請求項(抜粋):
パルス性のノイズ信号が部分的に混合される入力信号の入力を受けて、当該入力信号を所定時間遅延させて出力する入力信号遅延手段と、前記入力信号に混合されているバルス性のノイズ信号を検出して、当該ノイズ信号のサンプル値を出力するノイズ検出手段と、前記入力信号遅延手段より出力される遅延入力信号の入力を受けて、前記ノイズ検出手段より出力されるノイズ信号のサンプル値を介して、当該遅延入力信号における当該ノイズ信号部分の前後の正常信号を参照して、前記ノイズ信号が混合されている部分に相応する原信号を推測演算処理し、所定の信号推測値を出力する信号推測演算手段と、前記ノイズ検出手段より出力されるノイズ信号のサンプル値と、前記信号推測演算手段より出力される信号推測値とを比較照合して、当該比較照合値が所定のスレッシュ・ホールド値未満の値であるか、または当該スレッシュ・ホールド値以上の値であるかを判定し、所定のレベル判定信号を出力する信号レベル比較手段と、前記レベル判定信号により制御されて、前記比較照合値が所定のスレッシュ・ホールド値以上の値である場合には、前記遅延入力信号に存在するノイズ信号レベルを抑圧して出力する振幅抑圧手段と、前記レベル判定信号により制御されて、前記比較照合値が所定のスレッシュ・ホールド値以上の値である場合には、前記信号推定値を、前記振幅抑圧手段より出力される信号のノイズ信号部分に置換挿入して生成される信号を所定の出力信号として出力し、前記比較照合値が所定のスレッシュ・ホールド値未満の値である場合には、前記遅延入力信号を所定の出力信号として出力する出力信号生成手段と、を少なくとも備えて構成され、前記信号推測演算手段が唯一の信号推測演算手段として設けられていることを特徴とするノイズ除去装置。

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