特許
J-GLOBAL ID:200903042977305543

圧力波過給機付エンジンの過給状態算出方法および圧力波過給機付エンジンの設計方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小谷 悦司 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-105475
公開番号(公開出願番号):特開平7-310556
出願日: 1994年05月19日
公開日(公表日): 1995年11月28日
要約:
【要約】【目的】 圧力波過給機付エンジンにおける過給状態をシミュレーションによって容易に、しかも精度良く求める。またこの方法を利用して圧力波過給機付エンジンの設計を簡単に行なうことができるようにする。【構成】 圧力波過給機付エンジンの吸気系、燃焼室、排気系をサブモデルの組み合わせとしてモデル化し、これらのサブモデルについての圧力等の状態量の演算処理を行う一方、セル相当パイプ33と各ポート相当部35〜38とこれらの間に設けた可変絞り41A〜41Dとを有して実際の圧力波過給機の作動に対応するように上記可変絞りを開閉させるようにした圧力波過給機モデル31について状態量の演算処理を行い、これらの演算処理を同一運転条件下で相互に演算結果を反映させつつ繰り返し、圧力波過給機の吸気吐出側の圧力状態を求める。
請求項(抜粋):
軸方向に貫通する多数のセルを有するロータがケース内に回転可能に支持されるとともに上記ケースに吸気導入ポート、吸気吐出ポート、排気導入ポート及び排気吐出ポートが設けられた圧力波過給機と、上記吸気導入ポート及び吸気吐出ポートに連なる上流側及び下流側の吸気系と、燃焼室と、上記排気導入ポート及び排気吐出ポートに連なる上流側及び下流側の排気系とで構成される圧力波過給機付エンジンをモデル化したシミュレーションモデルを用いて過給状態を算出する方法であって、上記上流側及び下流側の吸気系、燃焼室、上流側及び下流側の排気系を管モデル、容器モデル等のサブモデルの組み合わせとしてモデル化し、これらのサブモデルについての状態量を演算することにより上記圧力波過給機の各ポートに対する吸・排気管の各接続部分の少なくとも圧力状態を予測する過給機関連部状態量演算処理を行なう一方、上記圧力波過給機のセルを管としてモデル化したセル相当パイプと、上記各ポートをモデル化した各ポート相当部と、上記セル相当パイプと上記各ポート相当部との境界部分に設けた可変絞りとを有する圧力波過給機モデルを設定し、上記可変絞りにより実際の圧力波過給機の作動に対応するように上記各ポート相当部に対して上記各セル相当パイプを開閉させつつ、圧力波過給機モデルの状態量を演算する過給機状態量演算処理を行い、この過給機状態量演算処理と上記過給機関連部状態量演算処理とを、同一運転条件下で、相互に演算結果を反映させつつ繰り返すことにより、圧力波過給機の吸気吐出側の圧力状態を求めることを特徴とする圧力波過給機付エンジンの過給状態算出方法。
IPC (5件):
F02B 33/42 ,  F02D 45/00 364 ,  F02D 45/00 370 ,  F04F 11/02 ,  G01M 15/00

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