特許
J-GLOBAL ID:200903043000333707
文字行切り出し装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
京本 直樹 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-147035
公開番号(公開出願番号):特開平5-342407
出願日: 1992年06月08日
公開日(公表日): 1993年12月24日
要約:
【要約】【目的】文書画像から文字行を切り出す装置において,行間が狭い,または傾きが存在するなどの理由により従来文字行切り出しが困難であった文書に対しても有効な文字行切り出しを可能とする。【構成】画像メモリ1に格納されている画像データから連結画素成分としての連結要素を分離する。次に,連結要素間の距離を距離計算部5によって計算する。また,この2つの連結要素の行方向に対する射影パタンの重なり度合いを第1の重なり度合い算出部11を用いて算出する。これら2つのパラメータを参照して2つの連結要素が同一行上に存在するが否かを同一行判定部8で判断する。各連結要素の組全てに対してこの処理が行われるように制御部11によって制御し,同一行と判断した文字列を統合処理部9から文字列メモリ10に出力する。
請求項(抜粋):
文書画像中の文章領域から文字行を切り出す文字行切り出し装置において,文書画像データを格納する画像メモリと,前記画像メモリ上に格納された文書画像データから文字列の行方向を判定し文字列方向として出力する文字列方向判定部と,前記画像メモリ上に格納された文書画像データから連結する画素成分を分離し連結要素として出力する連結要素分離部と,前記連結要素分離部において分離した連結要素を格納し,かつ送出要求に従って所定の連結要素データを送出する連結要素メモリと,前記連結要素データから送られてくる2つの連結要素の間の距離を算出する距離計算部と,前記文字列方向判定部から得られる文字列方向に対する前記連結要素メモリから送出される連結要素の射影パタンを求める射影処理部と,前記射影処理部により得られる射影パタンから前記2つの連結要素の重なり度合いを算出する第1の重なり度合い算出部と,前記距離計算部において算出された距離と前記第1の重なり度合い算出部で算出した連結要素要素間の重なり度合いとから前記2つの連結要素が同一行に存在するか否かを判定してその旨を示すタグを添付する同一行判定部と,前記同一行判定部から送られてくる連結要素データに添付されているタグを参照することにより連結要素のうち同一行に存在するものを統合し文字列データとして出力する統合処理部と,前記統合処理部の結果得られる文字列データを格納する文字列メモリと,前記統合処理部からの送出要求にもとづき前記連結要素メモリからの連結要素データの送出の制御と前記文字列メモリへの前記文字列の格納処理の制御とを行う制御部とを備えることを特徴とする文字行切り出し装置。
前のページに戻る