特許
J-GLOBAL ID:200903043014890048

ガソリンの品質向上方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 湯浅 恭三 (外6名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-510332
公開番号(公開出願番号):特表平8-502533
出願日: 1993年10月19日
公開日(公表日): 1996年03月19日
要約:
【要約】硫黄含有触媒分解ナフサを、ナフサのオレフィン系フロントエンドからのオクタン価寄与を保持する方法によって品質向上して低硫黄ガソリン生成物を形成する。最初に、分解ナフサのフロントエンド中のメルカプタン硫黄を酸化によってより高沸騰のジスルフィドヘ転化する。本質的にオレフィン系の高オクタン価の硫黄不含物質であるフロントエンドはガソリンプールへ直接ブレンドできる。チオフェン類のようなオリジナルの、より高沸騰の硫黄成分を含むバックエンドはフロントエンドからジスルフィドとして移送された硫黄と共に水素処理されて脱硫生成物を生じる。このオレフィンの飽和によるオクタン価の損失を受けた脱硫生成物は次に第2段階において、より高いオクタン価のガソリン沸騰範囲の生成物を生じる条件下での酸性官能性の触媒、好ましくはZSM-5のようなゼオライトとの接触によって処理される。この第2段階は化合有機硫黄を含む可能性があるので、これを最終脱硫にかけて有機硫黄を受容できるレベルヘ減じる。
請求項(抜粋):
硫黄成分を含む比較的低い温度で沸騰する第1部分と、硫黄成分を含む比較的高い温度で沸騰する第2部分とを含有する、ガソリン沸騰範囲の硫黄含有分解供給原料を品質向上する方法であって、 該分解供給原料の第1部分から第2部分へ硫黄成分を移送して第1中間生成物を形成すること、 該中間生成物を分画して(i)ガソリン沸騰範囲の第1画分、及び(ii)第1分画よりも高温で沸騰するガソリン沸騰範囲の第2画分を形成すること、ここで第2画分は該分解供給原料の第2部分の硫黄成分及び該供給原料の第1部分から移送された硫黄成分を含み、 水素添加脱硫触媒の存在下に高温、高圧の条件下で、水素を含む雰囲気中で第2画分を水素添加脱硫して、脱硫された中間生成物を製造すること、 該脱硫された中間生成物を酸性官能性の触媒と接触させて、これを該脱硫された第1中間生成物のガソリン沸騰範囲画分よりも高いオクタン価を有する、ガソリン沸騰範囲で沸騰する画分を含んで成る第2生成物に転化することを含んで成る前記の方法。
IPC (3件):
C10G 59/00 ,  C10G 35/04 ,  C10G 69/08

前のページに戻る