特許
J-GLOBAL ID:200903043069021863

芳香族ポリエステルの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 久保山 隆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-076843
公開番号(公開出願番号):特開平7-278282
出願日: 1994年04月15日
公開日(公表日): 1995年10月24日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 良好な耐熱性と、機械的物性を維持し、かつ成形性(特に薄肉流動性)に優れ、異方性の小さい成形品を与える芳香族ポリエステルを製造する方法を提供する。【構成】 (I)式(A)、(B)及び(C)で表される化合物を重縮合させることにより、芳香族ポリエステルを製造する方法であり、あらかじめ化合物(A)とカルボン酸無水物とを反応させた後に縮合させ、縮合によって発生するカルボン酸の量が理論量の10〜80%の範囲となった時に、該縮合物、化合物(B)及びカルボン酸無水物と反応させた化合物(C)を混合し、実質的に溶媒の存在しない状態で重縮合することを特徴とする芳香族ポリエステルの製造方法。(A)HO-X-COOR1 (Xは、1,4-フェニレン基等、R1 は水素、炭素数1〜6のアルキル基)(B)R2 CO-Ar-COR2 (Arは2価の芳香族基であり、R2 は水酸)(C)HO-Ar’-OH(Ar’は2価の芳香族基)
請求項(抜粋):
下式(A)、(B)及び(C)で表される化合物を(A)30〜80モル%、(B)10〜35モル%及び(C)10〜35モル%のモル比で重縮合させることにより、芳香族ポリエステルを製造する方法であり、あらかじめ化合物(A)とカルボン酸無水物とを反応させた後に縮合させ、縮合によって発生するカルボン酸の量が理論量の10〜80%の範囲となった時に、該縮合物、化合物(B)及びカルボン酸無水物と反応させた化合物(C)を混合し、実質的に溶媒の存在しない状態で重縮合することを特徴とする芳香族ポリエステルの製造方法。(A)HO-X-COOR1(ただし、Xは、1,4-フェニレン基、1,3-フェニレン基、4,4’-ビフェニリレン基又は2,6-ナフチレン基から選ばれ、その内50モル%以上が1,4-フェニレン基である。R1 は水素、炭素数1〜6のアルキル基又は炭素数6〜16のアリール基から選ばれる。)(B)R2 CO-Ar-COR2(ただし、Arは2価の芳香族基であり、Arの内50モル%以上が1,4-フェニレン基、4,4’-ビフェニリレン基又は2,6-ナフチレン基である。R2 は水酸基又は-OR3 から選ばれ、R3 は炭素数1〜6のアルキル基又は炭素数6〜16のアリール基から選ばれる。)(C)HO-Ar’-OH(ただし、Ar’は2価の芳香族基である。)

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