特許
J-GLOBAL ID:200903043101924790

mRNAキャップ形成の薬理学的ターゲティング

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柳田 征史 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-612510
公開番号(公開出願番号):特表2002-541861
出願日: 1999年11月09日
公開日(公表日): 2002年12月10日
要約:
【要約】本発明は、真核生物遺伝子発現の必須側面-mRNA5’キャップm7GpppNの形成-を標的とする分子を発見するための方法を提供する。本発明の基本的原理は、必須のキャッピング酵素の組成または起源においてのみ異なる試験生物の異なる菌株を用いることである。さらに、本発明は、それらの全てのキャッピング活性が病原菌または哺乳類に由来するような同遺伝子型酵母菌株を提供する。それら菌株は、真菌キャッピング機構を特異的に標的とする分子を同定するための差別的成長阻害測定法の基礎を形成する。また、本発明は、キャップ合成における3つの工程の最初の工程を触媒する必須酵素である真菌RNAトリホスファターゼを阻害する分子をin vitroでスクリーニングするための方法を提供する。
請求項(抜粋):
生物の5’mRNAキャップ構造の形成を阻害する化合物をスクリーニングする方法であって: a)第1生物由来の5’キャッピング機能をコードする遺伝子で、宿主生物の5’mRNAキャッピング機能をコードする遺伝子を置換し、それによって、第1生物のキャッピング機構を発現する宿主生物を作成し; b)該第1生物とは異なる第2生物由来の5’キャッピング機能をコードする遺伝子で、宿主生物の5’mRNAキャッピング機能をコードする遺伝子を置換し、それによって、第2生物のキャッピング機構を発現する宿主生物を作成し; c)該第1生物のキャッピング機構を発現する宿主生物、および該第2生物のキャッピング機構を発現する宿主生物を試験化合物で処理し;さらに d)該第1生物のキャッピング機構を発現する宿主生物の成長阻害を該第2生物のキャッピング機構を発現する宿主生物の成長阻害と比較し、ここで、該第2生物のキャッピング機構を発現する宿主生物の成長を阻害しないで該第1生物のキャッピング機構を発現する宿主細胞のみの成長を阻害することが、該試験化合物が第1生物の5’mRNAキャッピング機能を阻害することを示唆し、該第1生物のキャッピング機構を発現する宿主生物の成長を阻害しないで該第2生物のキャッピング機構を発現する宿主細胞のみの成長を阻害することが、該試験化合物が第2生物の5’mRNAキャッピング機能を阻害することを示唆する:工程を含むことを特徴とする方法。
IPC (2件):
C12N 15/09 ZNA ,  C12Q 1/02
FI (2件):
C12Q 1/02 ,  C12N 15/00 ZNA A
Fターム (13件):
4B024AA11 ,  4B024CA12 ,  4B024DA12 ,  4B024EA04 ,  4B024HA20 ,  4B063QA18 ,  4B063QQ07 ,  4B063QQ53 ,  4B063QR36 ,  4B063QR55 ,  4B063QR71 ,  4B063QR76 ,  4B063QS40

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