特許
J-GLOBAL ID:200903043123508854

眼底の動静脈径比の計測方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-049947
公開番号(公開出願番号):特開平10-243924
出願日: 1997年03月05日
公開日(公表日): 1998年09月14日
要約:
【要約】【課題】 眼底画像の動静脈径比を精度良く自動的に計測し、医師の診断の省力化を図ると共に、客観的な計測データを多数提供しその有効利用を図る。【解決手段】 眼底画像を入力して(102)、視神経乳頭部とその中心Cを求める(103)。このCを中心とした半径rn,rn+1の2つの同心円に囲まれた領域Rnを複数設定する(104)。各領域内で、血管を抽出し(105)、交叉や分岐のない血管対を選択し(106)、半径rnの円周上を走査して血管間距離を求め(107)、その距離の短い2本を血管対として選択し(108)、その血管径、輝度値を測定し、動静脈を判定する(109)。この動静脈の判定結果を、領域間の血管の連続性で修正し(110)、血管対の血管径、輝度値を測定して動静脈対を決定し(111)、動静脈径比を計測して数値化し(112)、それを入力画像、患者情報等と共に蓄積して保存する(111)。
請求項(抜粋):
眼底画像を入力する過程と、前記入力された眼底画像から視神経乳頭部および該視神経乳頭部の中心を求める過程と、前記求められた視神経乳頭部の中心を円の中心とした半径がrn、rn+1(n=0,1,...の整数)の2つの同心円に囲まれた領域Rnを複数設定する過程と、前記眼底画像から血管を抽出する過程と、前記領域Rnの各領域内で交叉もしくは分岐をしていない前記抽出された血管を選択する過程と、前記領域Rnの各領域について、半径rnの円周上を走査し、前記抽出された複数の血管に対する該円周上での血管間距離を求める過程と、前記領域Rnの各領域について、前記血管間距離の小さい2本の血管を血管対として選択する過程と、前記領域Rnの各領域について、前記血管対の血管径、輝度値を測定し、動静脈を判定する過程と、前記領域Rnの各領域において得られた動静脈の判定結果と隣接する領域で抽出された血管の連続性から、該動静脈の判定結果を修正する過程と、前記修正結果に基づいて、前記領域の各々において、前記血管対の血管径、輝度値を測定し、動静脈対を決定する過程と、前記決定された動静脈対の動静脈径比を計測し数値化する過程と、を有することを特徴とする眼底の動静脈径比の計測方法。
IPC (3件):
A61B 3/12 ,  A61B 3/14 ,  G06T 1/00
FI (3件):
A61B 3/12 E ,  A61B 3/14 A ,  G06F 15/62 390 Z
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開昭48-015389
  • 眼科用画像処理装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-005222   出願人:株式会社ニコン
  • 特開昭63-264041
全件表示

前のページに戻る