特許
J-GLOBAL ID:200903043161573864

操作軸の支持構造並びに同構造を採用するレバースイッチ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 飯塚 信市
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-284523
公開番号(公開出願番号):特開平11-191345
出願日: 1996年04月08日
公開日(公表日): 1999年07月13日
要約:
【要約】【課題】 操作軸が、軸受ベースに揺動自在に軸受されているが、軸周りには回転できないように支持され、従って、例えば操作軸上に設けられる引き金の操作に支障を来さない形式のレバースイッチ装置に好適な操作軸の支持構造、並びに、同構造を採用するレバースイッチ装置を提供すること。【解決手段】 軸受凹所6と軸受部材10に、相互間の軸周りの相対回転を阻止するための係合部18,20を設け、さらに軸受部材10と操作軸4に、軸回りの相対回転を阻止するための係合部21,22を設け、操作軸4を、軸受ベース2に対して相対揺動自在であるが、軸回りには相対回転できないように支持した。
請求項(抜粋):
表面と裏面間に貫通する軸受孔と、この軸受孔と同心上に、この軸受孔を内包するように表面側に形成された断面ほぼ円弧状の摺動凹面を備えた軸受凹所とを有する軸受ベースと、この軸受ベースの軸受孔を貫通し、中間部において軸受ベースに自在軸受され、軸受ベースを境にして一端側に握り部を、他端側にスイッチ操作部を夫々有する操作軸と、この操作軸を前記軸受ベースに自在に支持するために、操作軸の中間部に被挿係止され、前記軸受凹所に摺動自在に嵌合する断面ほぼ円弧状の摺動凸面を備えた下半球状軸受部材と、前記軸受ベースの裏面側に位置して前記操作軸に装着され、操作軸の所定範囲の軸線方向の相対移動を許容しつつ元位置に復帰させるためのばねを包含して、前記操作軸を前記軸受ベースに対して軸線方向に抜け止めする抜け止め部材と、を備え、前記軸受凹所の摺動凹面の中心を挟んで対向する位置には上下方向へ延びる嵌合凹所が形成される一方、前記軸受部材の摺動凸面には前記嵌合凹所と嵌合する嵌合突部が形成されて、それらにより、軸受部材と軸受凹所との相互間の軸周りの相対回転が阻止され、前記嵌合凹所は、それの前記軸受孔の軸線方向の深さ寸法が、前記嵌合凸部における前記操作軸の軸線方向の厚さ寸法より大きく、それによって、操作軸の前記軸受ベースに対する相対揺動が阻害されないようになされ、前記操作軸の中間部には、外周方向へ突出する係止鍔が形成され、前記軸受部材には、前記係止鍔が着座係合する係合凹所が形成され、これにより、軸受部材の操作軸に対する前記握り部側への軸線方向の相対移動が阻止されると共に、相対回転が阻止される、ことを特徴とする操作軸の支持構造。

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