特許

J-GLOBAL ID：200903043186161994

Sb含有熱電材料成形体及びその製造方法

発明者： 遠藤 功 ,  香川 修三 ,  佐武 秀機
出願人/特許権者： 株式会社クボタ
代理人 (1件)： 丸山 敏之 (外1名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平8-104683
公開番号（公開出願番号）：特開平9-275228
出願日： 1996年04月01日
公開日（公表日）： 1997年10月21日
要約：

【要約】【課題】 Bi、Te及びSbから構成されるp型熱電材料成形体を作製する際、予備成形体の形成とホットプレスを大気雰囲気下で実施しても、材料の本来的な熱電性能を具備した成形体が得られるようにする。【解決手段】 Sbが所定の化学量論組成よりも過剰となるように秤量されたBi、Te及びSbの単体元素粉末を、真空又は不活性雰囲気下にて混合し、得られた混合粉末を大気雰囲気中でプレスして予備成形体を形成し、予備成形体を加熱し、加熱された予備成形体を大気雰囲気中で加圧焼結して緻密な熱電材料成形体を形成する。

請求項（抜粋）：

Bi、Te及びSbの単体元素粉末を秤量する工程、秤量された粉末を混合する工程、得られた混合粉末をプレスして予備成形体を形成する工程、該予備成形体を加圧焼結する工程からなる熱電材料成形体を製造する方法において、秤量工程ではSbを所定の化学量論組成よりも過剰となるように秤量し、粉末混合工程は真空又は不活性雰囲気下で行ない、混合粉末のプレス工程及び予備成形体の加圧焼結工程は大気雰囲気下で行なうことを特徴としており、工程途中で粉末が大気中の酸素と接触した際、過剰に含まれるSbの単体元素は酸素と反応してSb酸化物となり、該Sb酸化物は、予備成形体が熱電材料成形体に成形される段階で粒状化し、得られた熱電材料成形体の組織中に略均一に分散するようにしたSb含有熱電材料成形体の製造方法。

IPC (3件)：

H01L 35/34 ,  C22C 1/05 ,  H01L 35/16

FI (3件)：

H01L 35/34 ,  C22C 1/05 R ,  H01L 35/16