特許
J-GLOBAL ID:200903043192053729

クレーンのフック位置検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大浜 博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-266807
公開番号(公開出願番号):特開平8-127491
出願日: 1994年10月31日
公開日(公表日): 1996年05月21日
要約:
【要約】【目的】 移動式クレーンのフック位置検出装置におけるワイヤ繰出長検出データの積算誤差を低減し、フック位置検出精度の向上を図る。【構成】 車両上に起伏および旋回可能に設けられた伸縮式ブームを備えるとともに、該伸縮式ブームの基端側にワイヤを巻回したウインチドラムを配設し、該ウインチドラムから繰り出されたワイヤを介して上記伸縮式のブーム先端部下方にフックを吊り降ろし、上記ウインチのドラム部に設けたロータリパルスエンコーダなどのワイヤ繰出長検出器の出力パルスを積算することによってブーム先端部からのワイヤ繰出長を演算し、フック位置を検出するようにしてなるクレーンのフック位置検出装置において、車両走行時のブーム格納パターンに対応したフック格納状態検出装置と該フック格納状態におけるワイヤ繰出絶対長を予じめ記憶させた記憶手段とを設け、フック格納状態検出装置のフック格納検出信号によって上記ワイヤ繰出長検出手段の積算データを上記記憶手段に記憶させてある正しいワイヤ繰出絶対長にリセットすることにより、積算誤差を低減するようにした。
請求項(抜粋):
車両上に起伏および旋回可能に設けられた伸縮式ブームと、該伸縮式ブームの基端側に設けられ、ワイヤを巻回したウインチと、該ウインチから繰り出されたワイヤを介して上記伸縮式ブームの先端部下方に昇降可能に吊り降ろされたフックと、上記伸縮式ブームの姿勢を検出するブーム姿勢検出手段と、該ブーム姿勢検出手段の検出値に基いて上記伸縮式ブームの姿勢変化量を演算するブーム姿勢変化量演算手段と、上記ウインチから伸縮式ブームの先端部下方へのワイヤ繰出長を検出するワイヤ繰出長検出手段と、該ワイヤ繰出長検出手段の検出値を上記姿勢変化量演算手段によって演算された姿勢変化量により補正してフック位置を示す実際のワイヤ繰出長を演算するワイヤ繰出長演算手段とを備えてなるクレーンのフック位置検出装置において、車両走行姿勢におけるブームの格納状態を検出するブーム格納状態検出手段と、車両走行姿勢における車両に対するフックの格納状態を検出するフック格納状態検出手段と、車両走行姿勢におけるブームおよびフック格納時のワイヤ繰出絶対長を記憶したワイヤ繰出絶対長記憶手段と、上記ブーム格納状態検出手段によって車両走行姿勢におけるブームの格納状態が検出され、かつ上記フック格納状態検出手段によって車両走行姿勢におけるフック格納状態が検出された時に、上記ワイヤ繰出長演算手段の演算データを上記ワイヤ繰出絶対長記憶手段に記憶されているワイヤ繰出絶対長にリセットするワイヤ繰出長データリセット手段とを設けたことを特徴とするクレーンのフック位置検出装置。
IPC (4件):
B66C 13/22 ,  B66C 13/46 ,  B66C 23/88 ,  B66D 1/54

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