特許
J-GLOBAL ID:200903043223947618

走行自動車の走行状況の記録読出し方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 横井 健至
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-211928
公開番号(公開出願番号):特開平10-035546
出願日: 1996年07月22日
公開日(公表日): 1998年02月10日
要約:
【要約】【課題】 走行中の車の現時点から遡る数秒ないし数十秒前から現時点までの車速、ハンドル操作状況及びブレ-キ状況、衝撃の大きさと方向、エアーバッグ作動時刻等の運転状況を常に記録し、後刻この記録を読出し表示する。【解決手段】 走行自動車の車速、ハンドル操作状況、ブレ-キ操作状況等の運転状況をセンサー部1で検出し、検出信号をインターフェイス部2から車速信号はタイマー/カウンターユニット11から、並びに、衝撃による加速度信号、エアーバッグ作動信号、ハンドル信号、アクセル信号、方向指示信号及びブレーキ信号はポート12からマイコン部3のワンチップマイクロコンピュータ13に取り込み、一定時間不揮発性RAM14に最後の数秒ないし数十秒間の記録し、該情報を別体の読出し装置のフラッシュメモリー19に取り込み、車の停止後4〜6秒後から遡る数秒ないし数十秒間の車速状況、ハンドル操作状況、衝突の方向および大きさ等の運転状況をさらに運転状況解析装置21のディスプレィ23に表示する。
請求項(抜粋):
走行自動車の車速を車速センサーで車速信号として検出し、前後方向及び左右方向から受ける事故時の衝撃をそれぞれの方向に向けた加速度センサーで加速度信号として検出し、事故時のエアーバッグ作動状況をエアーバッグ作動センサーでエアーバッグ作動信号として検出し、ハンドルの操作状況をハンドル位置センサーでハンドル信号として検出し、アクセルの操作状況をスロットル位置センサーでアクセル信号として検出し、方向指示器のオン・オフ状況を左右の方向指示器のウインカーランプ回路から方向指示信号として検出し、さらに、ブレーキ操作状況をブレーキランプ回路からブレーキランプ電圧をブレーキ信号として検出し、これらの検出で得た各信号をインターフェイス部に入力し、該インターフェイス部において車速信号、衝撃による加速度信号及びアクセル信号はそれぞれ増幅整形し、ハンドル信号は増幅整形又は電圧レベル変換し、エアーバッグ作動信号はマイクロコンピュータ入力可能信号に信号変換し、さらに、ウインカー信号及びブレ-キ信号はそれぞれ電圧レベル変換した後、車速信号はタイマー/カウンターユニットから、並びに、衝撃による加速度信号、エアーバッグ作動信号、ハンドル信号、アクセル信号、方向指示信号及びブレーキ信号はそれぞれポートから、それぞれワンチップマイクロコンピュータに取り込み、これらの信号を一組にして一定時間不揮発性RAMに記録し、常に最後の数秒ないし数十秒間の記録を残して更新し、車速信号から計算した加速度値が一定レベル以上の値を示すとき、衝撃により加速度信号一定以上の値を示すとき、或いは、エアーバッグ作動信号が発生したときのいずれかの条件が発生したときから4〜6秒後に該記録動作を停止し、それ以後の記録を中止して最後の数秒ないし数十秒間の記録のみを保存し、この不揮発性RAMに保存した情報を走行自動車と別体の読出し装置のセキュリティ解除機能を有する該読出し装置のワンチップマイクロコンピュータにより事故発生前後の車両走行状況に関する全ての上記情報を読み取り、読出し器のフラッシュメモリー或いはバッテリーバックアップメモリーに一時的に記録し、後刻該読出し装置のワンチップマイクロコンピュータから別体の運転状況解析装置のパーソナルコンピュータに記録動作停止直前の数秒ないし数十秒間の車速状況、事故時の衝撃による加速度状況、ハンドル操作状況、アクセル操作状況、ブレーキ操作状況、方向指示器操作状況及びエアーバッグ作動状況をディスプレィ表示又はプリントアウトすることを特徴とする走行自動車の走行状況の記録読出し方法。
IPC (2件):
B62D 41/00 ,  B60R 27/00
FI (2件):
B62D 41/00 ,  B60R 27/00

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