特許
J-GLOBAL ID:200903043250997457

無隔膜型水電解装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-126371
公開番号(公開出願番号):特開平8-309355
出願日: 1991年03月13日
公開日(公表日): 1996年11月26日
要約:
【要約】【目的】 隔膜を廃止することにより電解装置を衛生的で長寿命にすると共に、所望のpHを持った酸性水又はアルカリ性水、特に強酸性水又は強アルカリ性水を得る。【構成】 電解槽(1)は無隔膜型の電解流路(7a)を有し、作動時にはこの電解流路には陽極板(8)から陰極板(9)にかけてpHの漸変する層流が形成される。電解槽(1)の酸性水取出口(3)とアルカリ性水取出口(4)にはそれらの流量比率を制御する流量制御手段(51、52)を設け、層流のうち陽極板(8)又は陰極板(9)の近傍の境界層を選択的に抽出することにより強酸性水又は強アルカリ性水を得る。
請求項(抜粋):
原水流入口(2)を備えた電解槽(1)内に、一対の平板状の陽極板(8)と陰極板(9)を、その間に隔膜を介在させることなく、かつ、通水時に層流が形成されるような微小な間隙をもって平行に対設することにより、該電極板(8、9)間に無隔膜型電解流路(7a)を形成し、上記電解流路(7a)の下流側には陽極板(8)側に連通する酸性水取出口(3)と陰極板(9)側に連通するアルカリ性水取出口(4)とを設け、上記酸性水取出口(3)とアルカリ性水取出口(4)のいずれか一方または双方には、該酸性水取出口(3)への流量とアルカリ性水取出口(4)への流量との比率を制御する流量制御手段(51、52)を設け、該流量比率を制御することにより、無隔膜型電解流路(7a)内を流れ陽極板(8)から陰極板(9)にかけてpHの漸変する層流が酸性水取出口(3)とアルカリ性水取出口(4)とに分配される比率を制御し、もって、酸性水取出口(3)から流出する酸性水又はアルカリ性水取出口(4)から流出するアルカリ性水のpHを制御するようにしたことを特徴とする無隔膜型水電解装置。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平1-104388
  • 特開昭53-005850

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