特許
J-GLOBAL ID:200903043256453564
車両のアンチスキッドブレーキ装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
中村 稔 (外7名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-039863
公開番号(公開出願番号):特開平7-246922
出願日: 1994年03月10日
公開日(公表日): 1995年09月26日
要約:
【要約】【目的】 左右前輪を独立して制御可能なアンチスキッドブレーキ装置において、片側の前輪がABS制御に入ったときに、車両の旋回性を悪化させることのないアンチスキッドブレーキ装置の提供。【構成】 コントロールユニットはABS制御中であり(S1)、且つ、旋回中である(S2)と判定した場合に、旋回の内輪側の前輪ブレーキのみがABS制御に入っているか否かを判定する(S4)。内輪側の前輪ブレーキのみがABS制御に入っていると判定した場合は、旋回の外輪側の前輪ブレーキの制動圧を、制限、即ち、所定時間保持しその後緩増圧する(S5)。外輪側の前輪ブレーキのみがABS制御に入っている場合は、S5でNOと判定される。従って、前輪のブレーキ装置において、外輪側のブレーキがのみがABS制御されているときには、内輪側のブレーキの制動圧は制限されない。従って、この旋回の内側の前輪には制動力が減少し、車両の旋回性が悪化することがない。
請求項(抜粋):
左右前輪を独立して制御可能であり、且つ、一方の前輪がアンチスキッド制御に入った場合に他方の前輪のブレーキ圧の増圧を制限するアンチスキッドブレーキ装置であって、車両の旋回を検出する旋回検出手段と、車両の旋回方向を検出する旋回方向検出手段と、アンチスキッドブレーキ装置がアンチスキッドブレーキ制御を行っているか否かを検出するアンチスキッドブレーキ制御検出手段と、前記旋回検出手段と、前記旋回方向検出手段と、前記アンチスキッドブレーキ制御検出手段とからの信号に基づいて、車両の旋回中には、前輪のブレーキ装置のうち、旋回内輪である前輪のブレーキ装置のみがアンチスキッドブレーキ制御に入った場合にのみ、旋回外輪である他方側の前輪のブレーキ装置の制動圧の増圧を制限するブレーキ圧制御手段と、を有する車両のアンチスキッドブレーキ装置。
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