特許
J-GLOBAL ID:200903043267445075

自動クラッチ制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 和彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-368970
公開番号(公開出願番号):特開平11-193832
出願日: 1997年12月26日
公開日(公表日): 1999年07月21日
要約:
【要約】【課題】 レリーズシリンダの目標位置と検出位置との間に定常偏差が生じるときでも、この定常偏差を減少させ、クラッチの締結、開放を適切に制御する。【解決手段】 コントロールユニット17は制御弁10等を介してレリーズシリンダ4を制御する。そして、目標位置設定部29はクラッチモード判別部23によってクラッチが開放モードであると判定したときに、目標位置を第1の目標位置で保持する。このとき、コントロールユニット17は比例演算部32、積分演算部33による演算値を用いてレリーズシリンダ4をフィードバック制御しつつオフセット値演算部34によるオフセット値を用いて定常偏差を減少させる。
請求項(抜粋):
エンジンと変速機との間に設けられ、該エンジンと変速機との間を断続するクラッチと、前記エンジンから変速機にトルクを伝達する締結位置と前記エンジンから変速機にトルクを伝達しない開放位置との間でクラッチを切換えるレリーズシリンダと、該レリーズシリンダのストローク位置を検出するストロークセンサと、制御信号に応じて前記レリーズシリンダに圧油を給排する制御弁と、車両の運転状態を検出する車両運転状態検出手段と、該車両運転状態検出手段からの検出信号により前記クラッチを開放位置で保持する開放モードにあるか否かを判別する開放モード判別手段と、前記クラッチの開放モード時には前記クラッチを開放位置で実質的に停止させるための前記レリーズシリンダの目標位置を設定する目標位置設定手段と、該目標位置設定手段による目標位置と前記ストロークセンサによる検出位置との偏差を演算する偏差演算手段と、該偏差演算手段からの偏差に対する比例演算を行う比例演算手段と、前記偏差演算手段からの偏差に対する積分演算を行う積分演算手段と、該積分演算手段による演算値を用いて定常偏差を減少させるためのオフセット値を演算するオフセット値演算手段と、前記比例演算手段、積分演算手段およびオフセット値演算手段による演算値を用いて、前記クラッチモード判別手段による開放モードの判定時に前記偏差を減少させる制御信号を出力する制御信号出力手段とから構成してなる自動クラッチ制御装置。

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