特許
J-GLOBAL ID:200903043275208449

蒸発燃料供給装置の故障検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-052354
公開番号(公開出願番号):特開平5-256214
出願日: 1992年03月11日
公開日(公表日): 1993年10月05日
要約:
【要約】【目的】 燃料タンク内で蒸発燃料が多量に発生するような状況であっても正確な蒸発燃料供給装置の故障判定が行えるようにする。【構成】 燃料タンク21内に吸気通路9の負圧を作用させ、このときの燃料タンク21内圧の降下速度によってパージ通路26の詰り判定を行うと共に、その後、燃料タンク21内で蒸発した燃料が吸気通路9や大気に放出されないようにして、燃料タンク21内圧の上昇速度によってにパージ通路26の漏れを判定するようにした故障検出に対し、燃料タンク21内初期圧に応じて、故障判定時間、パージ調整手段28の開度、故障判定圧力のうち、少なくとも1つの値を変更するようにする。これにより、燃料タンク21内で蒸発燃料が多量に発生するような状況であっても、それに応じた正確な故障判定が行える。
請求項(抜粋):
燃料タンク内で発生した蒸発燃料をエンジンの吸気通路に導入可能とするように前記燃料タンクと吸気通路とを連通するパージ通路と、該パージ通路に配設されて前記燃料タンク内で発生した蒸発燃料を回収吸着する蒸発燃料吸着手段と、前記パージ通路における前記蒸発燃料吸着手段と吸気通路との間に配設された開閉自在なパージ調整手段と、前記蒸発燃料吸着手段と外気とを連通する開閉自在な大気開放手段と、前記燃料タンク内の圧力を検出するタンク圧検出手段と、所定の故障診断条件が成立したときに、前記パージ調整手段を開状態にすると共に大気開放手段を閉状態にして燃料タンク内に吸気通路の負圧を作用させ、前記タンク圧検出手段の出力を受けて燃料タンク内圧力の降下速度を検知し、該降下速度が所定値以下のときにパージ通路に詰りが発生していると判定する一方、このパージ通路の詰り判定においてパージ通路に詰りが発生していないときに前記パージ調整手段及び大気開放手段を共に閉状態にし、前記タンク圧検出手段の出力を受けて燃料タンク内圧力の上昇速度を検知し、該上昇速度が所定値以上のときにパージ通路に漏れが発生していると判定する故障判定手段と、前記所定の故障診断条件が成立したときに前記タンク圧検出手段の出力を受け、この燃料タンク内初期圧に応じて、故障判定時間、パージ調整手段の開度、故障判定圧力のうち、少なくとも1つの値を変更するように、前記故障判定手段への出力を行う故障判定値変更手段とを備えていることを特徴とする蒸発燃料供給装置の故障検出装置。

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