特許
J-GLOBAL ID:200903043284359247

車輌用振動騒音制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡部 敏彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-168628
公開番号(公開出願番号):特開平5-333883
出願日: 1992年06月03日
公開日(公表日): 1993年12月17日
要約:
【要約】【目的】 振動騒音経路の伝達特性を簡単かつ迅速に同定して高精度な適応制御を行い得るようにした。【構成】 エンジン1からの入力信号(タイミングパルス信号)X′等に基づき同定されたEフィルタ31の相殺信号ρと誤差信号εとにより、振幅の大きな周期信号が除去された第1の残差信号ηが生成されて伝達特性同定手段29に入力される。そして、伝達特性同定手段29内において、第2の残差信号φと基準信号L′とCフィルタ34の現在のフィルタ係数とから振動騒音伝達経路の伝達特性を同定し、斯く同定された伝達特性をレジスタ部30に格納し、該レジスタ部30から出力される参照信号Rを考慮してWフィルタ25のフィルタ係数を更新するようにした。
請求項(抜粋):
少なくとも車輌駆動用パワープラントを含む振動騒音源に起因して車体又は車室内の少なくとも1つ以上の所定領域において発生する周期的または擬似周期的な振動騒音に対し、前記振動騒音源から前記所定領域の間の伝達特性を変化させる制御信号を出力する第1のフィルタ手段と、前記制御信号を駆動信号に変換する駆動信号生成手段と、前記駆動信号生成手段の出力により振動騒音を制御する少なくとも1個以上の電気機械変換手段と、該電気機械変換手段からの出力によりベクトル的な総和により減じられる振動騒音誤差信号を前記所定領域において検出する誤差信号検出手段と、前記駆動信号生成手段と前記誤差信号検出手段との間に形成される振動騒音伝達経路の伝達特性を表現する第2のフィルタ手段と、前記誤差信号検出手段の検出結果と前記第2のフィルタ手段から出力される参照信号と前記第1のフィルタ手段のフィルタ係数に基づいて前記振動騒音誤差信号が最小値となるように前記第1のフィルタ手段のフィルタ係数を更新する制御信号更新手段とを備えた車輌用振動騒音制御装置において、前記振動騒音源の駆動周期を決定する第1のパルス信号を所定微小角度毎に検出する第1のパルス信号検出手段と、前記第1のパルス信号を計数して前記振動騒音源の各構成部位に特有の振動騒音周期に同期する第2のパルス信号を生成する第2のパルス信号生成手段と、前記第1のフィルタ手段から出力される制御信号に低レベルで重畳するランダム信号を生成するランダム信号生成手段と、前記第1のパルス信号検出手段により検出される第1のパルス信号の検出タイミングに応じてサンプリング周期を決定するサンプリング周期決定手段と、該サンプリング周期でもって前記第1のフィルタ手段の出力及び前記第1のフィルタ手段のフィルタ係数の更新を含む一連の動作を支配する駆動手段とを備え、かつ、前記第2のフィルタ手段が、前記誤差信号検出手段により検出された誤差信号から前記振動騒音源に起因する振幅の大きな周期信号が除去された残差信号を出力する周期信号除去手段と、前記ランダム信号生成手段から出力されるランダム信号と前記周期信号除去手段から出力された残差信号と前記第2のフィルタ手段のフィルタ係数とに基づいて前記振動騒音伝達経路の伝達特性を同定する伝達特性同定手段と、前記伝達特性同定手段により同定された前記伝達特性を記憶する記憶手段とを有していることを特徴とする車輌用振動騒音制御装置。
IPC (2件):
G10K 11/16 ,  F16F 15/02

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