特許
J-GLOBAL ID:200903043297736163

光学的情報再生装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宮田 金雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-263170
公開番号(公開出願番号):特開平10-112029
出願日: 1996年10月03日
公開日(公表日): 1998年04月28日
要約:
【要約】【課題】 セクタの先頭にアドレス情報などを表すセクタ識別情報がトラック中心に対して半径方向外周側に一定距離変位して配置された第1の識別情報領域と内周側に同一定距離変位して配置された第2の識別情報領域と、セクタ識別情報に続いてユーザ情報などがトラック中心上に記録されたユーザ情報領域を有する光ディスクから情報を再生する光学的情報再生装置を得ることである。【解決手段】 この発明に係る光学的情報再生装置は、トラックの接線方向に対して少なくとも2分割された光検出器それぞれの出力から生成される和信号と差信号を用いて光ディスク上の情報を再生する装置で、セクタ識別情報は差信号波形整形手段により差信号から第1の識別情報と第2の識別情報をそれぞれ個別に検出し、また、ユーザ情報は和信号波形整形手段により和信号から検出し、その後足し合わせる構成としたものである。
請求項(抜粋):
ディスク媒体上に同心円またはスパイラルでトラックが配され、前記トラックは円周方向にセクタ分割され、前記セクタはその先頭にアドレス情報などを表すセクタ識別情報が少なくとも1組み以上前記トラック中心に対して半径方向外周側に一定距離変位して配置された第1の識別情報と内周側に前記一定距離変位して配置された第2の識別情報の形態で記録されたセクタ識別情報領域と、前記セクタ識別情報領域に続きユーザ情報などが前記トラック中心上に記録されたユーザ情報領域を有する媒体から前記情報を光学的に再生する装置であって、媒体上に光ビームを照射し、その反射光を前記トラックの接線方向を基準としてディスク半径方向に少なくとも2分割されてなる光検出器で受光して電気信号に変換する光ヘッドと、前記光ヘッドからの信号出力を加算する加算手段と、前記加算手段の出力信号から前記ディスク媒体に記録されている情報を検出するための和信号波形整形手段と、前記光ヘッドからの信号出力を減算することにより前記光ビームが前記トラック中心をトレース中に前記第1の識別情報からの再生信号と前記第2の識別情報からの再生信号が基準レベルに対してそれぞれ上側および下側(または下側および上側)と極性の異なる差信号波形を生成する減算手段と、前記減算手段の出力信号から前記ディスク媒体に記録されている情報を検出するための差信号波形整形手段と、前記和信号波形整形手段の出力と前記差信号波形整形手段の出力を切替選択するためのセレクタ手段と、前記セレクタ手段の出力よりアドレス情報を再生するためのアドレス情報再生手段、および、ユーザ情報を再生するためのユーザ情報再生手段とを有し、前記セクタ識別情報領域は前記差信号波形整形手段、前記ユーザ情報領域は前記和信号波形整形手段によりそれぞれ独立に検出するとともに、前記セクタ識別情報領域の再生においても前記第1の識別情報と前記第2の識別情報をそれぞれ独立に検出し、その後足し合わせることで情報を再生することを特徴とする光学的情報再生装置。
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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