特許
J-GLOBAL ID:200903043334684381

ATM網における端末間フロー制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-064667
公開番号(公開出願番号):特開平10-262054
出願日: 1997年03月18日
公開日(公表日): 1998年09月29日
要約:
【要約】【課題】 既存LAN間をATM網を介する網構成の場合、ATM網に発生する輻輳に対し、ATM網を終端するゲートウェイ装置間のフロー制御と、端末間がTCPデータグラムによる通信の場合には、TCPのウィンドウによるフロー制御とが2重に働くので、余計なパケットの再送とスループットの低下を来す。【解決手段】 本発明は、ゲートウェイ装置に、ATM網からのRMセルより輻輳を検出し、輻輳時受信のパケットよりTCPデータグラム(TCPDGと略記)を判別し、TCPDGのシーケンス番号の取得手段と、送信端末へデータ送信を抑制するウィンドウ値制御されたACKの返信手段と、輻輳時に送信端末からのパケット確認後の廃棄手段を有し、ATM網での輻輳時、送信端末より送出されるTCPDGに対し、ゲートウェイ装置から擬似的に受信端末がデータを受信できない旨の返信を行い、送信端末のTCPDGの送信を抑制する。
請求項(抜粋):
ユーザLANを収容し、ユーザLANより送られたパケットを複数のATMセルに変換してATM網へ転送するとともに、ATM網から受信したATMセルをパケットに変換してユーザLANへ転送するゲートウェイ装置と、ATM網内に設けられ、ATMセルのVPI、VCIに基づいて所定の方路へ転送すると共に、輻輳を検出し、その輻輳情報を記載したRMセルを送信元のゲートウェイ装置へ返信するATMスイッチと、ユーザLAN内に設けられ、ATM網を介して他の既存LAN内の受信端末とTCPデータグラムの入ったパケットによる通信を行う送信端末とを有するATM網における端末間フロー制御方法であって、前記ゲートウェイ装置が、RMセルによる輻輳検出時に、受信するRMセルに書かれている許容セルレートに合わせて輻輳しているVCへのセル出力レートを出力バッファからの読み出しにより調節する調節手順と、輻輳しているVCへの対応するLANより受信したTCPデータグラムに対してTCPデータグラムの送信を停止するように擬似的に受信端末が受信できない旨のACKパケットを送信端末へ送信する返信手順と、前記輻輳検出時に送信端末から送出された輻輳VCを通るパケットを全て廃棄する廃棄手順と、を有するATM網における端末間フロー制御方法。
IPC (3件):
H04L 12/28 ,  H04L 12/46 ,  H04Q 3/00
FI (3件):
H04L 11/20 G ,  H04Q 3/00 ,  H04L 11/00 310 C

前のページに戻る