特許
J-GLOBAL ID:200903043372318895

油質組成物に有用なゲルを含まないα-オレフィン分散添加剤

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 倉内 基弘 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-514348
公開番号(公開出願番号):特表平8-504854
出願日: 1993年12月08日
公開日(公表日): 1996年05月28日
要約:
【要約】潤滑油及び燃料油組成物用のゲルを含まない分散添加体連鎖当たり平均して0.5〜5個のカルホン酸生成性部分を遊離ラジカル的にグラフト化されたαオレフィンホモ重合体又は共重合体と(B)(i)1分子当たり1個のみの反応性アミノ基を含有するアミン、(ii)1分子当たり1個のみのヒドロキシル基を含有するアルコール、(iii)1分子当たり少なくとも2個の反応性アミノ基を含有するポリアミン、(iv)1分子当たり少なくとも2個の反応性ヒドロキシル基を含有するポリオール、(v)1分子当たり少なくとも1個の反応性アミノ基及び少なくとも1個の反応性ヒドロキシル基を含有するアミノアルコール及び(vi)上記の(i)から(v)までの混合物のうちから選択される少なくとも1種の非芳香族求核性後処理用反応体との反応生成物であって、ただし、前記の後処理用反応体が(iii)、(iv)及ひ(v)の1種又はそれ以上を含有するときは、前記の(A)と(B)との間の反応はグラフト化され後反応された生成物混合物がゲルを含まないように確実にさせるのに十分な連鎖停止又は末端キャップ用共反応体(C)の存在下に実施されたものである前記反応生成物の少なくとも1種を含む。
請求項(抜粋):
散性を有する油溶性α-オレフィン重合体であって、この重合体の重合体連鎖の少なくとも30重量%がグラフト化される前に末端エテニリデン不飽和を有し、この重合体が1部分当たり1〜2個のカルボン酸生成基を有するカルボン酸生成性部分により遊離ラジカル的にグラフト化され、1重合体連鎖当たり平均して0.5〜5個のグラフト化された部分を有し、該部分が重合体連鎖に沿ってランダムに結合し、該グラフト化された重合体が25重量%以下の未反応重合体濃度を有するような油溶性α-オレフィン重合体と、 (B)(i)1分子当たり1個のみの反応性アミノ基を含有するアミン、(ii)1分子当たり1個のみのヒドロキシル基を含有するアルコール、(iii)1分子当たり少なくとも2個の反応性アミノ基を含有するポリアミン、(iv)1分子当たり少なくとも2個の反応性ヒドロキシル基を含有するポリオール、(v)1分子当たり少なくとも1個の反応性アミノ基及び少なくとも1個の反応性ヒドロキシル基を含有するアミノアルコール及び(vi)上記の(i)から(v)までの混合物のうちの少なくとも1種の非芳香族求核性後処理用反応体との反応生成物からなり、前記の(A)と(B)との間の反応がグラフト化され且つ後反応された生成物混合物がゲルを含まないように確実にさせるために連鎖停止又は末端キャップ用共反応体(C)の存在下に実施されたことにより得られたものである、油質組成物用の分散添加剤として有用なゲルを含まない組成物。2.該α-オレフィン重合体がエチレン-α-オレフィン共重合体からなる請求項1記載の組成物。3.該エチレン-α-オレフィン共重合体20〜80重量%のエチレンから誘導される単位及び20〜80重量%の少なくとも1種のC3〜C28α-オレインから誘導される単位を含む請求項2記載の組成物。4.該α-オレフィンがプロピレン又は1-ブテンである請求項3記載の組成物。5.油溶性重合体がグラフト化される前に800〜5,5成物。6.油溶性重合体の重合体連鎖の少なくとも60重量%がグラフト化される前に末端エテニリデン不飽和を有する請求項1〜5のいずれかに記載の組成物。7.該求核性後処理用反応体がN,N-ジメチルアミノプロピルアミン、N,N-ジメチルアミノエチルアミン;N-(2-アミノエチル)モルホリン、N-(2-アミノエチル)ピペリジン、N-(3-アミノプロピル)モルホリン、N-(3-アミノプロピル)ピペリジン;一般式〔ここで、R、R’及びR”はそれぞれ水素、C1〜C25直鎖状又は分岐鎖状アルキル基、C1〜C12アルコキシC2〜C6アルキレン基及びC1〜C12アルキルアミンC2〜C6アルキレン基から選択される。さらに、 R”は次式(ここで、R’は上で定義した通りであり、r及びr’は2〜6の同一又は異なった数であり、t及びt’は0〜10の同一又は異なった数であり、ただしtとtの和はせいぜい10までである)の部分を含むことができる〕の脂肪族飽和アミン;エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、プロピレンジアミン、ジプロピレントリアミン、トリプロピレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン及びビス(p-アミノシクロヘキシル)メタンオリゴマー;イミダゾリン及び次式(ここで、p1及びp2は同一であっても異なっていてもよく、それそれ2〜4の整数であり、n1、n2及びn3は同一であっても異なっていてもよく、それそれ1〜3の整数である)のN-アルキルピペラジンよりなる群から選択される複素環式化合物;ポリオキシアルキレンポリアミン、ペンタエリスリトール及び環状ポリ(メチロール)化合物;10個までの総炭素原子、1〜5個の窒素原子及び1〜5個のヒドロキシル基を含有する請求項1の(B)(v)に記載のようなアミノアルコール;2〜3個のヒドロキシル基を有し及び4〜8個の炭素原子を含有する2,2-二置換-2-アミノ-1-アルカノール;2-アミノ-2-メチル-1,3-プロパンジオール、2-アミノ-2-エチル-1,3-プロパンジオール及び2-アミノ-2-ヒドロキシ-1,3-プロパンジオールから選択される1種又はそれ以上である請求項1〜6のいずれかに記載の組成物。8.該連鎖停止又は末端キャップ用反応体(C)がC12〜C400ヒドロカルビル置換こはく酸又は無水物;式RCOOH(ここで、RはC12〜C400ヒドロカルビルである)の長鎖モノカルボン酸;1分子当たり1個のみの反応性アミノ基を含有するアミン;1分子当たり1個のみの反応性ヒドロキシル基を有するアルコール;又はこれらの混合物からなる請求項1〜6のいずれかに記載の組成物。9.潤滑油及び燃料油から選択される多割合の油と0.01〜49重量%の請求項1〜8のいずれかに記載の組成物を含む油組成物。10.主要量の潤滑油と5〜49重量%の請求項1〜8のいずれかに記載の組成物を含む添加剤濃厚物である油組成物。の多分散性を有する油溶性α-オレフィン重合体であって、この重合体の重合体連鎖の少なくとも30%が末端エテニリデン不飽和を有するものを(ii)一不飽和カルボン酸反応体と遊離ラジカル開始剤の存在下に接触させてグラフト化させ、その際に遊離ラジカルグラフト化後に該重合体が1重合体連鎖当たり平均して0.5〜5個のカルボン酸生成性部分で置換され、該部分が重合体連鎖に沿ってランダムに結合され、そして該重合体が25重量%未満の未反応重合体濃度を有するように行い、(B)工程(A)からのグラフト化された反応生成物を(i)1分子当たり1個のみの反応性アミノ基を有するアミン、(ii)1分子当たり1個のみのヒドロキシル基を含有するアルコール、(iii)1分子当たり少なくとも2個の反応性アミノ基を含有するポリアミン、(iv)1分子当たり少なくとも2個の反応性ヒドロキシル基を含有するポリオール、(v)1分子当たり少なくとも1個の反応性アミノ基及び少なくとも1個の反応性ヒドロキシル基を含有するアミノアルコール及び(vi)上記の(i)から(v)までの混合物のうちの少なくとも1種の非芳香族求核性後処理用反応体と接触させ、ただし、後処理用反応体が1分子当たり1個よりも多い反応性の基を含有するときは、後処理用反応体がゲルを含まない組成物を形成させるように連鎖停止又は末端キャップ用共反応体と併用するものすることからなる、請求項1〜8のいずれかに記載のゲルを含まない組成物の製造方法。
IPC (13件):
C08F 8/00 MFZ ,  C08F290/06 MRN ,  C10L 1/18 ,  C10L 1/22 ,  C10M129/95 ,  C10M133/52 ,  C10M143/06 ,  C10M145/10 ,  C10M149/06 ,  C10N 20:04 ,  C10N 30:04 ,  C10N 40:25 ,  C10N 70:00
引用特許:
出願人引用 (5件)
  • 特開昭62-095304
  • 特開昭57-100194
  • 特開平2-099598
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