特許
J-GLOBAL ID:200903043383953347

酸化亜鉛ウィスカの製造装置および製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 粟野 重孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-244422
公開番号(公開出願番号):特開平6-092797
出願日: 1992年09月14日
公開日(公表日): 1994年04月05日
要約:
【要約】【目的】 合成樹脂などの補強材に適するテトラポット形の酸化亜鉛ウィスカを経済性高く、連続的に生成する工業的製造装置および製造方法を提供する。【構成】 縦型反応炉12の下部で炭化水素系燃料を空気不足で燃焼させ、その還元性燃焼ガス中に、金属亜鉛を金属蒸気にするためのるつぼ4を配置し、上部は空気を主体とする酸化性雰囲気領域15とする。るつぼ4の上部に亜鉛蒸気を噴出させるためのノズル6と、ノズルの全外周に同心円状の乾燥還元性燃焼ガス排出スリット状開口部9を備え、ノズル先端部で、中心部を亜鉛蒸気、その外側を乾燥還元性燃焼ガス、さらに外側を還元性燃焼ガスが、それぞれ、同心円状に上昇するように構成する。この構成により、亜鉛蒸気と還元性燃焼ガス中の水分とが遭遇して生成する団塊状粒子からなる酸化亜鉛集合体がノズル先端を閉塞することを防止できる。
請求項(抜粋):
縦型反応炉の下部に炭化水素系燃料を空気不足の状態で燃焼させて得た還元性燃焼ガスを主体として形成した非酸化性雰囲気領域を、前記縦型反応炉の上部に空気を主体として形成した酸化性雰囲気領域を設け、前記非酸化性雰囲気領域内に、前記燃焼ガスで加熱して金属亜鉛を蒸発させるるつぼを配置し、前記るつぼの上方に、前記るつぼから発生した亜鉛蒸気を噴出させるためのノズルと、前記ノズルの全外周に乾燥還元性燃焼ガスを排出する同心円状のスリットを備えたテトラポット形の酸化亜鉛ウィスカの製造装置。

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